2004年 06月 24日 ( 1 )

源内焼

 6月23日(水)
 大阪市・中之島にある市立東洋陶磁美術館は、安宅コレクションを収蔵・公開していることで有名です。陶磁器にあまり関心がないせいで、これまで中に入ったことがありませんでした。
 今月27日まで、特別展「平賀源内のまなざし 源内焼」が開かれています。「新八犬伝」世代であれば、ほぼ「天下御免」世代でもあるわけで、焼き物そのものはわからなくたって見物しない手はありません。
 源内焼とは、彼が故郷・讃岐国志度の陶工を指導して始まった施釉陶器のこと。天下御免で取り上げていた回があったかどうか、さすがに覚えていません。緑や黄色、褐色が鮮やかな色の皿などに、日本地図や世界地図が描かれている展示品を見ると、当時としてはよほど先進的なデザインだったんだろうと思います。
 せっかくだから、常設展も見ていくことに。率直に言って、何が何だかわからないけどすごいのはわかるという感じです。多少、具体的にすごさがわかったのは、展示品じゃなくて、「自然採光展示」という方法でした。
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 正面から普通に見ていると全く気づきませんが、かがんで展示ケースの上部を見ると、写真のように自然光を当てているのがわかります。
 何でも、陶磁器の色は光の影響を受けやすいとのこと。特に青磁は、昔から「秋の晴れた日の午前10時ごろ、北向きの部屋で障子1枚隔てたほどの日の光で」見るのがいいと言われているそうです。こうした鑑賞条件を常に保てるよう、東洋陶磁美術館は「光ダクト方式」という自然採光方式を世界に先駆けて開発したということでした。
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by maruyamamasaki | 2004-06-24 15:43 | 大阪市