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二兎を追う者は

 8月16日(月)
 仕事を終えて帰宅し、デジカメと三脚を抱えて天神橋筋6丁目駅から阪急で京都へ。お目当てはもちろん、お盆の精霊を送る「五山の送り火」。
 本来は地元の方に案内していただく予定だったのが、ドタキャンになってしまい、さてどこで見物すればいいのかわからない。でも、こういう時にネットは便利です。検索すれば、すぐに京都新聞のサイトに詳しい特集があるのが見つかりました。
 で、行くことにしたのが船岡山公園。五山の送り火は「大文字」のほか、「鳥居形」「妙法」「船形」「左大文字」と、5か所の山で送り火が焚かれますが、船岡山公園は一か所で全部眺めることのできる貴重な場所です。まあ、いつものごとく貧乏性を発揮してしまったってことです。
 しかし、甘かった。市バスで船岡山に着いたのはいいとして、夜になっていては公園がどこなんだかわからない有様。それでも人波について行って山を登り始めると、今度は方角がさっぱりわからなくなる。ともかく、多くの人が眺めている辺りで待っていれば、そのうち点火するだろうと思いきや、開始時刻の午後8時を過ぎても、それらしい気配はなし。
 要は、誰もわかっちゃいなかったのでした。全然違う方向で「大文字が見えるで」と声がしたら、いっぺんに大移動。パニック状態?で。三脚なんか抱えていたら邪魔なだけ。
 結局、船岡山の上から見えたのは左大文字と船形の二つだけ。ただし、これは公園内での場所選びが悪かっただけで、山頂まで登る途中ではもっと見晴らしのいいポイントがあり、そこでは「妙法」なども見えたようです。
 何も見えなかったわけじゃないからいいけど、あまり欲をかくとろくなことはありません。
 
二兎を追う者は_a0010524_0413481.jpg

            どうにか見ることができた「左大文字」
by maruyamamasaki | 2004-08-17 00:45 | 京都市


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