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内藤律子写真展

 午後1時過ぎ、ロバート・キャパ展を見終わって、バスで京都駅から祇園方面へ。祇園の一つ手前「安井」という停留所前で、「ウインズ京都へお越しの方はこちらでお降り下さい」とアナウンスがあり、つい言うことをきいてしまった。
 「ここへ来たのはそれが目的じゃないだろ」とたしなめる心の声を無視し、あっという間に建仁寺そばのウインズに到着。下の写真は平日でお客さんがいない時ですが、開催日でもここのウインズは大混雑はしません。
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 というのも、一般のウインズが100円単位で購入できるのに対し、ここは1000円単位でしか買えないため、僕のような小市民には使いづらいのです。春のG1総決算「宝塚記念」の3連複1点とワイド1点と決めており、いつものように細々と買う必要はなかったので、ここで計4000円購入。さっさと本来の目的である「サラブレッド浪漫 内藤律子写真展」(29日まで、無料)を観るべく、ぎゃらりぃ西利へ向かう。
 内藤さんはサラブレッドを撮り続けている代表的な写真家の一人。関西での個展は約20年ぶりとのことです。シンザン、タケシバオー、アローエクスプレス、タイテエム、タケホープ、カブラヤオー、トウショウボーイ、グリーングラス、そして内藤さんが追い続けたハギノカムイオーなど、昭和40−50年代にターフを沸かせた名馬たちの牧場でのカットもさることながら、牧場で子馬たちが成長していく姿を捕らえた写真は、躍動感に満ちあふれています。背景となっている北海道の豊かな四季の移り変わりを味えるので、競馬そのものに興味がなくてもそれなりに楽しめるのではないでしょうか。
 ギャラリー4階には、表紙に「ぜひご感想をお書き下さい」と書かれたノートが置かれており、その下には本人直筆らしい署名が。何となく気取らない人柄ではないかと感じさせられます。
 場所柄、店に近い3階の展示フロアは、気のせいかしば漬けなどの香りがしないでもありませんでしたが。
by maruyamamasaki | 2004-06-27 18:33 | 京都市


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