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青蓮院御本尊御開張

 10月28日(金)
 肝心の瀟洒な学食「ラ・トゥール」を探し歩くうちに、別の瀟洒なカフェ「カンフォーラ」が目に入り、こちらで昼食を済ます。ラ・トゥールはすぐ近くの時計台記念館内にあったけど、一人だとカフェの方が気楽だし。基本的には学食だから安いけど、分量的には若者を満足させられるのかなあ。
 再びバスで一旦、銀閣寺へ向かう。東求堂などの特別公開があったけど、料金が高いのでやめて、青連院へ行くことにする。この辺に来ると、七味せんべいを買って食べながら歩くのが癖になってしまった。
 市バス・神宮道で下車し、青連院の御本尊「熾盛光如来曼荼羅」を拝みに行く。
 「平安後期創建以来初めて」との触れ込みですが、実物は豊臣秀吉が409年前に奉納した物なので、やや不正確です。とはいっても初公開なのは間違いなく、こういうのに弱い身としては見られただけで「ああよかった」と思ってしまうんですな。
 熾盛光如来を祀る熾盛光法は天台宗で最も重要な法儀の一つで、「天変地異や疫病の鎮静」「日本国の安泰と国民の繁栄」「皇室の安寧と外敵の侵略阻止」を祈願するもの。昨年の台風による風水害、新潟県中越地震、スマトラ沖大地震などの天変地異、イラク戦争や緊張する朝鮮半島情勢に直面する日本、といった現状を見るにつけ、国民一人一人がこの祈願の願主となって祈ることが最もふさわしいのでは、というのが秘仏公開の理由。
 もちろん、ちゃんと祈ってきました。皇室の安寧も含めて。
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 立て看板の中央に描かれた梵字「ボロン」は、曼荼羅の中央にあり仏智を仏格化したもの
by maruyamamasaki | 2005-10-28 20:42 | 京都市


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