「俄ー浪華遊侠伝ー」

a0010524_1772830.jpg 3月17日(木)
 「歴史小説を読む時は脇に地図帳を置いておく」とは我が畏友の知恵ですが、どうもなかなか真似はできません。発想を逆にして、地理感覚がわかる範囲で描かれている小説を読もうと手にしたのが「俄ー浪華遊侠伝ー」(講談社文庫)。
 作者は司馬遼太郎氏ですが、氏にこれほど痛快な作品があったとは。多少の脚色はあるにせよ、概ね史実に基づくという制約がありながら、例えば宮部みゆきさんの時代物に勝るとも劣らない中身なのは、大したもんです。
 舞台はもちろん大阪。今で言うキタから天満橋にかけてが中心なので、僕の日常的な行動範囲とほぼ同じです。ちょっと遠くまで行っても京都や堺あたりですから、地理感覚も十分に把握しながら読めました。

(主人公が近くに住んでいたという太融寺には、淀殿の墓もある@勤務先のすぐそば)
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by maruyamamasaki | 2005-03-17 17:55 | 関西の小説と映画


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