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「白過ぎ城」にやって来た

 宿泊先のホテルNCBに着いたのは4日22時半過ぎ。NCBとは「中之島センタービル」の略称ですが、センターどころか西の端っこです。最寄りのJR駅は福島だし。
 このツアー、なぜか3か所のホテルの分宿で、一部は円山公園でお別れして寝屋川市内へ、NCB泊以外のお客さんはこの後、別のホテルへ向かい、翌朝はバスが各ホテルを回ってホテルNCBから出発することになっていました。
 これじゃ、ホテルNCBに泊まった人はいいけど、別の宿泊先だとそれでなくても到着は遅く、出発は早いことになります。企画したのは添乗員さんじゃありませんが、朝、バスに乗って彼が「ご不満はお伝えします」と言ったら、文句が出るわ出るわ。このスケジュールじゃ無理もありません。
 残念ながら、朝から雨。しかし、姫路に着いた頃には上がっており、この点はラッキーでした。
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 とはいえ、天守に登るまでは2時間30分待ちとのこと。並び始めが9時50分ぐらい。出発は14時だから、気長に並ぶしかありません。
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 これが整理券。今の時期は一日1万5000枚までの入場制限をかけています。
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 時たまポツリポツリと来る中、ひたすら待っている間に、城郭の見どころを案内してくれるボランティアの人たちの話が、とてもわかりやすくてよかったのでした。
 「石垣の色がなぜ上と下では違っているのか」の理由もその一つ。特に違う色の石を使っているのではなく、石垣自体が「扇の勾配」と呼ばれるように、裾が広がるような積み方をされているため、上の方は天守の屋根のおかげで雨が当たらないけど、下にいくほど雨がいつも当たるため、色の違いが生じるのだそう。知らなかった。
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 雨が降り始めた頃、天守内部に入り、ここでもだいぶ待った末、12時頃に最上部へ。
 「これじゃ白鷺城というより、白過ぎ城だよ」と揶揄されるほど、大天守の色が白く見えるのは、瓦にも施されている漆喰も理由の一つのようです。
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 姫路城公園内の桜はまさに満開。晴れていれば大絶景なのですが…。この時間帯、雨が強くなっていました。今並んでいる人々に申し訳ないような気もしつつ、パノラマを楽しませてもらいました。
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 外へ出ると、雨はいったん止んでいました。桜と天守のベストアングルはいくつもあったのですが、その一つをアップしておきます。
 帰りの飛行機はJALでした。JALのいいところなのか、クルーによるのかはわかりませんが、ドリンクサービスでおかわりを積極的に勧めてくれるのは、貧乏性の僕にはうれしい限りです。
# by maruyamamasaki | 2015-04-05 20:28 | 兵庫県

クタクタ花見行

 クラブツーリズムの「京都の桜と姫路城の旅」に参加。往復は飛行機、現地の移動はバス、夕食なしなので、あわよくば大阪の諸先輩方や友人と一杯と目論んだのですが…。
 あまりのハードスケジュールで大阪のホテルに到着したのが22時半過ぎ!大阪の夜を楽しむどころか、入浴するのが精一杯でした。
 それはともかく、旅の始まりは京都・嵐山から。
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 渡月橋から小倉山を望む。ズームして見ると、舟遊びの興じる人たちの様子がわかる。去年の夏には水害があって大変だったろうに、表向きはその傷は見えなくなっている感じだ。
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 バスガイドさんに教えてもらった法輪寺へ。ここには舞台状の展望台があり、嵐山地区を一望することができる。
 やけに中学生ぐらいの子を連れた家族が多いと思ったら、「十三参り」だった。お参りした後、渡月橋を渡り終わるまで振り返ってはいけないとされるあの話は、この法輪寺の虚空蔵菩薩へお参りして知恵を授かる行事にちなむとのこと。
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 まだまだ時間があったので、天龍寺の庭園を拝観する。枝垂れ桜が見事でした。向こうは比叡山でしょうか。
 東山の平安神宮へ。個人的には、ここの紅枝垂れ桜が今回のメーンだったけど、好天の土曜日とあって渋滞に巻き込まれ、ここの見学時間が大幅にカットされてしまい、神苑を見て回るのは諦めざるを得ず、がっかりした。
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 続いて南禅寺。復活したNHK「ブラタモリ」のプロローグ編に登場した水路閣上の疎水を見てから、哲学の道へ。ここの桜も好きだけど、何も銀閣寺まで北上させることもなかろうに。添乗員氏よ、ここを適当にカットすべきではなかったか。
 銀閣寺近くにあったせんべい屋が見当たらず、若干がっかりした。ここへ来たら是非食べ歩きたかったのに。
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 清水寺に到着したのは18時半過ぎ。ライトアップを楽しむにはいい時間だけど、ここで自由食事ってのも落ち着かない。
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 京都タワーがきれいに見えたのはよかった。夜桜は暗過ぎてよくわからず、舞台上はただただ混雑。見物は早めに切り上げ、霜降り牛饅頭、龍馬唐揚を夕食代わりに。そしてここにはあった手焼きせんべい屋で買った2枚のせんべいは、夜のおやつに。
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 もうよせばいいのに、スケジュールの最後にあった円山公園の桜を見に行く。到着なんと21時前。普通のツアーなら、とっくにホテルで休んでいる時間だよ。気違いじみた花見旅行と、最後まで美しく見えることを強いられている老いた桜の狂気めいた咲きっぷりに、同じような痛々しさを感じたのは僕だけだろうか。
# by maruyamamasaki | 2015-04-04 23:43 | 京都市

第4回大阪マラソン

 予想されていた通り夏日に近い暑さにやられ、過去2回と違って厳しい結果となってしまいました。
 朝5時に起床。酔って3時間ぐらいはグーッと眠っても、その後は昂ぶりもあって寝付けないのはいつものことなので、気にはせず。バッテラ1本とは結構な量ですが、9時のスタート時には消化されているだろうし、当日カーボローディングとして、こんなにいい手はありません。
 スタート会場最寄の大阪城公園駅は大混雑。去年もそうだったのをすっかり忘れていました。先週のちばアクアラインマラソンと同じく、アミノバイタルプロを4本、塩熱サプリ4個、コムレケア1本などをポケットに入れてスタート準備。スタートラインを越えたのは、号砲から約12分後でした。
 先週の疲れや今日の暑さを考えて、5キロ33分ペースで30キロまで行き、その後は昨年並みにペースアップすれば4時間35分以内は可能と踏んでいました。前提はよかったのですが、対策が甘かったと知ったのはその30キロ過ぎだったのですが…。
 序盤10キロぐらいまでは右太腿裏に張りが残っている感じでしたが、徐々に忘れ、20キロ通過は予定より1分速かったくらい。視線を下げたフォームを意識したせいで、大阪の街並みはいつもほど楽しめませんでした。通天閣もつい見落としちゃったし。今年は給水所のスポーツドリンクがアミノバリューからアクエリアスに変わっていたのは気になったものの、こちらは5キロごとに塩熱サプリやアミノバイタルプロを補給しているから大丈夫と思っていました。
 GPS腕時計が途中で狂ってしまったのも誤算でした。俺が1キロ3分半で走れっこないだろ!高速道路などの陰に入ってGPS衛星からの電波をキャッチできなくなる時間があったせいのようですが…。
 大阪マラソンのおかげで最もイメージが良くなったのは、間違いなく玉出地区のある「西成区」でしょう。27キロ過ぎからの直線3キロでの声援には、いつも力をもらっています。もちろん、ほかの地区での応援もありがたさは一緒ですけど、街のイメージアップにつながったのは西成区が一番でしょう。
 しかしながら、この玉出地区を駆け抜けた辺りで、過去2回には全くなかった「いっぱい」感が隠せなくなってきました。ここまで想定ペースをほぼ守ったものの、ペースアップどころじゃなくなっていたのです。
 歩いたり走ったりを繰り返してのんびりとゴールを目指す手は考えませんでした。帰りの飛行機を予約した時、間違って16時発にしてしまったため、意地でも14時前にはゴールインしたかったのです。しかし…。
 一歩間違えれば脚はつりそうになっているし、止まれば筋肉が固まっちゃうので止まれません。32キロ過ぎの「まいどエイド」でも、あれほどおいしいと思っていたのり巻や稲荷寿司がそれほどおいしく感じなかったほどなので、いくらか熱中症になりかけの状態だったのかもしれません。
 走るのは辛いけど、歩くともっと辛くなるのがわかるから、しょうがなく走る。37キロ過ぎには最大の難所「南港大橋」が待ち構えているから、せめてあそこだけは見栄で走りたい。「先週の清見台に比べればかわいいもんだぜ」と自分に言い聞かせて上り切り、下りは脚がつらないよう「ゆっくりとゆっくりと、ゆっくりと下らなければいけません」と、杉本節を思い出しながら下って乗り切ったものの、残りはまだ4キロもある。
 日陰がないんだよね~、この先。去年はちょうど曇り出してたからよかったけど、今年は雲ひとつない晴れ。40キロ過ぎのマンション横にある坂とも言えないほどの坂がきつくてたまらない。考えることと言ったら「あそこまで行ったら歩こう」ばかり。その「あそこ」に達したら、次の「あそこまで」になり、フィニッシュゲートが見えてきた時、号砲から5時間までのカウントダウンが始まっていました。とてもじゃないけどダッシュなんかできる余力はなく、グロス5時間28秒でゴールイン。ネット(=スタートラインを越えてからフィニッシュまで)では4時間48分10秒でした。去年より8分44秒遅れでした。
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 会場を後にする頃は「6時間」のカウントダウンをやっていました。
# by maruyamamasaki | 2014-10-26 22:31 | 大阪市

またしても飛行機を逃す

 フィニッシュしたのは14時ですから、30分で着替えなどを済ませて会場を後にすれば、16時発の飛行機には間に合います。
 しかし、今回ばかりはとてもそんな気が湧きませんでした。歩いているのが精一杯だったし、手荷物がずっしりと重く感じて更衣スペースに向かうのに所々で休む始末。着替えるのに脱いだシューズを履き直そうとすると、こむら返りが起きそうになるし。
 それにしても、大阪マラソンは3回とも飛行機難だな~。おととしは帰りが乗り遅れ、去年は行きが台風襲来で新幹線に変更、そして今年は予約ミス。
 どうにか着替えて地下鉄・コスモスクエア駅へ。座れたのはありがたかった。新大阪駅に向かい、新幹線で帰京する。1人だからつい2席側の席を予約してしまったけど、くたびれている時は3席側を指定するべきだったと後で後悔しました。いざ乗ってみたら、隣がデブのおっさんで窮屈だったのです。
 肝心の菊花賞も対抗馬が4着で、これが3着に入ってさえいれば新幹線代ぐらいは出たのにと、地団駄を踏む思い。
 フェイスブックを見ると、大阪マラソンに出場した走友2人も、やはり暑さにやられていました。この2人は僕よりもずっと速いのですが、いずれもベストタイムより30分以上かかっていたというのです。
 僕はといえば、ベストタイムからは9分弱の遅れ。本来なら走力の低い僕の方が悪条件はより響くはず。とすると、タイムは悪いしヘトヘトだったけど、条件さえ良ければ目標の4時間半切りは遠からず実現できるレベルにはなっているのかもしれません。
 いい気なもんだと我ながら思いますが、抽選が突破できれば「来年こそは!」です。
# by maruyamamasaki | 2014-10-26 21:48 | 大阪市

1年ぶりの謝罪

 昨年の大阪マラソン前々日の晩、在阪当時の職場の先輩にご馳走になり、いい気分になった勢いでホワイティ梅田にある「まるしげ」というお菓子屋さんで「呼吸チョコ」という面妖な名前のチョコレートのセットを職場のお土産に買いました。
 名前につられた「シャレ」のつもりだったのですが、これが「すごくおいしい!」と爆発的な好評で、「出向期間が長いと、さすがに人の知らない良いものを知っている」とまで株を上げてしまったのです。
 実はこの時、店のレジの打ち間違えで、支払額が小袋一つ分250円少なかったのです。レシートを見て気付いたのは帰ってからだったので、何かの機会で大阪に行ったら、店に寄って差額を払おうと思いつつ…。
 何かの機会は結局、今年の大阪マラソンまでなかったのでした。
 で、大阪マラソンのゼッケン受け取り前、ホワイティ梅田の「まるしげ」に寄り、今年も呼吸チョコを買った後、店の人の訳を話すと、「店長に相談してきます」と店の奥に。
 たぶん、典型的な大阪のおっちゃん風の人が出てくるのかと思ったら、榮倉奈々が30歳代になって芸能人を辞めたらこんな感じだろうといった雰囲気の女性が出てきて、「もう1年も前のことですし、こちらの打ち間違いが原因なのに、わざわざおっしゃってくれて、とてもうれしいです」と、支払いはご勘弁してもらえることになりました。
 悪い事しちゃったな~という思いは拭えないものの、榮倉奈々風の店長さんのご厚意に甘えることに。
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 これが「呼吸チョコ」。北新地のクラブでは定番だそうですが、あいにく行ったことがなくて…。
# by maruyamamasaki | 2014-10-25 22:35 | 大阪市