大阪ステーションシティ

 出張で大阪へ。仕事で来るのは、出向を終えて以来初めてのことです。
 とは言っても、業務そのものは11日の日中だけで、今日は然るべき時間までにかつての職場へ行き、明日の打ち合わせを済ませればおしまい。
a0010524_1152768.jpg 少し早めに到着したので、今年5月にオープンした大阪ステーションシティを歩いてみることに。
 大阪駅の雰囲気がこうも変わってしまったのには驚きました。もちろん、駅北側に大きなビルができて賑わうようになったからですが、何だか洗練され過ぎていて、大阪らしさがほとんど感じられないのです。じゃ、どうすりゃよかったのかと聞かれたって、答はないんですけど。
 保存がならなかった阪急コンコースだって、できた時には最先端を行くデザインだったんだから、この連絡橋の大屋根も、なじんでいくほどに大阪を象徴する建造物になっていくのでしょう。
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# by maruyamamasaki | 2011-12-10 22:29 | 大阪市

大阪光のルネサンス

a0010524_1172622.jpg 明日の仕事の打ち合わせを済ませて、宿泊先のアパヴィラホテル淀屋橋にチェックイン。夜は、出向先の職場の先輩Y氏・W氏、出向先で知り合った別の部のA氏、そして同行のI氏とともに、西中島南方の和心料理「いとう」で再会を祝す会をすることになった(というか、そうしてしまった)ので、それまでの時間を利用して、ホテルからも近い大阪市役所周辺を飾る中之島イルミネーションストリートを見て歩く。
 僕が大阪へ赴任したのは2003年11月28日。ちょうど今頃の時期だったので、このイルミネーションストリートは僕にとって大阪の原風景の一つです。歩いていると、地元の人(特に女性、中でもおばちゃん)たちの評価は低いみたいですが、こういう控えめな光は心休まる気がして、師走のせわしなさをひと時でも忘れられる良さがあります。一年のいろいろを振り返るのにふさわしい場所だと思うのですが、どうでしょうか。14日から「OSAKA光のルネサンス」が本格的に始まると、色とりどりの光が一段と輝くのですが、見られないのが残念。

a0010524_1193194.jpg 市役所前を飾る「スターライト・シティ・スクエア」は、豪華なシャンデリアのようにまばゆい光を放っています。「宇宙戦艦ヤマト」に出てきた彗星帝国みたいな形(たとえが古過ぎ!)ですが。
 「いとう」では、あれこれ話をしつつ、個人的には2年ぶりとなるバッテラ、A氏のお好みという鰻の白焼きなどを賞味することができ、ご満悦の夜となったのでした。
 アパヴィラホテル淀屋橋は天然温泉がウリ。行ってみるとなかなか気持ちよく温まることができ、こちらもグッドでした。
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# by maruyamamasaki | 2011-12-10 22:20 | 大阪市

「仏果を得ず」三浦しをん

 今思い起こしても、2年間の大阪暮らしで最も後悔していることの一つは、国立文楽劇場で文楽を観なかったこと。在阪当時なら、不世出の人形遣いとされた吉田玉男と吉田蓑助のコンビを観る機会だってあったはずだし…。「いつでも行けるし」と暢気に構えるうちに、機会を逸してしまったのは、返す返すも悔しいことです。
 最近、双葉社文庫から出た「仏果を得ず」は、文楽の役どころの中でも義太夫語りに打ち込む若手太夫を主役に据えた青春小説です。数ある名作をちりばめた物語の展開も見事というほかないのですが、それよりも何よりも、大阪に住んだことのない作者が、大阪の空気を実にきっちりと捕らえているのが驚きでした。
 三浦しをん、只者じゃありません。20代で直木賞に輝いた数少ない作家だけのことはあります。
 それと、僕はイヤホンガイドの愛用者ですが、たまには全くなしで直観的に楽しむ方が、特に太夫の語りや三味線の味わいを知るにはいいのかもしれません。そう思わせられた小説です。
9月にはエッセー「あやつられ文楽鑑賞」も双葉社文庫から出版されるそうですが、待ち遠しい気がします。といっても数日のことですけどね。
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# by maruyamamasaki | 2011-08-30 23:09 | 関西の小説と映画

「凍れる音楽」の中で…

 3月11日(金)
 連休を利用して、大阪へ1泊旅行へ。お目当ては、解体修理を控えた国宝・薬師寺東塔の創建以来初という内陣公開、東大寺修二会(お水取り)、「いとう」のバッテラ、国立民族学博物館で開催中のウメサオタダオ展、万博記念公園で開かれている「太陽の塔 黄金の顔展」、満開であろう大阪城梅林…など盛り沢山です。
a0010524_19504423.jpg 13時40分過ぎ、京都駅に着き、駅ビルの喫茶店で在阪当時の職場のS先輩と会う。1年数か月ぶり、四方山話をしていると、何だかゆっくりとゆらり、ゆらりとしている気がした。S氏も地震と感じたよう。携帯メールのNHKニュース速報を見ると、「宮城県北部で震度6強」。それが「震度7」になり「大津波警報」まで来たため、Sさんは会社へ急行することに。
 どうせ新幹線も止まるから東京へ帰る訳にもいかず、予定通り奈良に向かって薬師寺を拝観。小雨が降ったりやんだり、修二会はどうしたものかと近鉄・西大寺駅ビルの喫茶店で考えているうち、雨も強くなってきたので諦め、大阪へ。駅構内のテレビゾーンに凄い数の人だかりができていた。
 西中島南方駅で降り、「いとう」で夕食。「もういい鯖が入らなくなった」とバッテラはないと告げられショック。産卵期(抱卵期かな?)に入ると鯖の味が落ちるので作らないというのが、ここの大将のモットー。そのかわりに土手鍋、うな丼をいただく。こちらも美味。
 東三国・トーコーシティホテル新大阪泊。地震、そして津波被害、大火事の映像が衝撃的すぎて、なかなか寝付けませんでした。
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# by maruyamamasaki | 2011-03-11 23:49 | 奈良県

有馬温泉行

a0010524_16554091.jpg 12月12日(日)
 実のところ、今日の一日で御曹司(しつこいので、この後はE氏とします)をどこに案内したらいいのか、良いアイデアが浮かびませんでした。
 ところが、前日に駅の広告看板に「有馬温泉」の文字を見つけたE氏に「ここから時間かかるの?」と聞かれ、「1時間ちょっとかな」と答えると、E氏は「じゃ、行ってみたいな」と言い出したのです。
 月曜日も公休の僕と違い、E氏は仕事なので、夕方には帰京する新幹線を選んでおいたのですが、「遅くなっても構わない」のだそう。だったら、ということで僕としても久しぶりの有馬温泉へ。
 この時は、この判断が後で大きな意味を持ったことなどつゆ知らず、でしたけど。
 遅起きして、いったん梅田の「はがくれ」にE氏を連れて行ったものの、日曜日は休みで空振り。別のうどん屋でブランチとし、有馬・六甲周遊1dayパス(2500円)を買って阪急ー神戸市営地下鉄ー北神急行ー神戸電鉄と乗り継いで、有馬温泉へ。
 このパスでは「金の湯」か「銀の湯」のどちらかに無料で入れますが、「金の湯」は改装中のため、またもや空振り。温泉寺(=写真)を参拝したりしながら「銀の湯」に辿り着き、混雑をものともせずに中へ。
 湯はちょっと熱め。3分も浸かっているとかなり汗が出てきます。効能には「筋肉痛」も含まれており、ギックリ腰に悩まされるE氏には少しは気休めになったでしょうか。
 僕らの後にもどんどん来場者があり、ただでさえ狭い脱衣場はごった返すよう。温泉そのものよりも、脱衣場でかいた汗の方が多かったかもしれないと思うほどでした。
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# by maruyamamasaki | 2010-12-12 22:52 | 神戸市

神戸ルミナリエ2010

 12月12日(日)
 銀の湯を出て、タダ券をもらった太閤の湯殿館(温泉寺境内)に入ってみました。率直に言って、お金(入場料200円)を払って入った人はかなり怒るんじゃないでしょうか。あの程度の展示で有料では誰も入らないだろうし、神戸市に事業仕分けがあったら即廃止判定じゃなかろうかと思われます。
 ノドがカラカラのため、お好み焼き屋さん(名前失念)に入ってビールを注文。客は手出しをしなくていい関西式のお好み焼きはE氏には珍しい様子でした。熱い鉄板の前、iPatで買った阪神ジュベナリルフィリーズの「鉄板」馬券は、残念ながら崩れてしまって惨敗を喫してしまった。若い女は気まぐれだ。(有馬の仇は有馬記念で)と、またくだらないことを思いついたけど、恥ずかしいので口にせず。
 前は天麩羅(=いわゆる薩摩揚げのこと)を売っている店がもっとあった覚えがあるのに、なかなか見つからない。駅に向かう途中でようやく見つけ、アナゴ天を頬張る。こうじゃないと、有馬温泉って気分が出ないんですよね〜。
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 再び三宮に戻ったのは17時半頃。ここまで来ていながら、ルミナリエ抜きで帰るのはやはりもったいない。といって、1時間も行列する気にもなれません。ここは三宮にいる利を生かし、東遊園地へ直行することでE氏を無理矢理引っ張っていくことに。フロントーネやガレリアを見ることさえ目をつぶれば、日曜日といえども待ちくたびれたりせずに済むのです。
 「1・17希望の灯り」前で手を合わせている人がおり、ルミナリエが観光と商売の行事にしか見えなかったE氏にも、わずかといえども鎮魂色が残っていることはわかってもらえたと思います。
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 神戸市役所24階からも見ることができ、これはこれで満足です。で、帰京すべく、新大阪駅に着いたのですが、新幹線の切符売り場は馬鹿に人が多いし、改札の近くでは駅員に指定席券の扱いについて質問しているグループもいました。
 そう、15時頃に一時運転見合わせとなった影響がまだ残っていたのです。結果的に、僕らは19時台ののぞみ自由席に隣り合って座ることができ、品川に定刻通り到着することができました。
 でも、もし指定席を取っていた14時台ののぞみに乗っていたら…。
 時間が時間だけに、1時間以上の遅れを強いられたのは間違いなく、そうしたら楽しい旅の雰囲気など吹っ飛んでしまったはず。
 それだけに、有馬温泉に行き、ビールを飲み、ルミナリエを見物してストレスもなく帰ることができたこと自体が、僥倖と思えてなりません。
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# by maruyamamasaki | 2010-12-12 22:40 | 神戸市

ふぐ雑炊かバッテラか…涙の決断

 12月11日(土)
 勤務先の同期の仲良しに自称「信州の料亭の御曹司」がいます。かねてからこの御曹司が「大阪の旨いものを食べさせろ」とご所望で、今回ようやく都合がついて、オッサン道中と相成りました。
 上方旅行といえば、JR東海ツアーズのパック「いざ出張!大阪」が定番でしたが、何とこの春になくなってしまったとのこと。今年のGWに上洛した時は、このパックが使えないためハナから利用しておらず、今頃になってようやく気づかされた次第。
 大ショックですが、似たような「1泊シングルプラン」を使うことに。基本料金はあまり変わりませんが、こちらは新幹線に乗る時間によっては料金が高くなる仕組みだし、ドリンク引換券はありません。そのかわり、出張プランでは使えなかった「のぞみ」はOKです。セコいことながら、基本料金で収まる出発時間で設定。
 新大阪には14時頃に到着。御曹司ご所望の「てっさ+てっちり」は、毎度お世話になっている南方の「いとう」さんを予約しておき、それまでは中之島辺りをブラブラして時間をつぶす。肝心の「適塾」が改修工事のために入れなかったのは痛かった。
 18時、「いとう」に御曹司をご案内する。友人とはいえ評価の厳しい客を連れて来るのは少々緊張するものですが、そこは名手たる当店の大将のお仕事、味・量とも御曹司に満足させることができました。僕もここでてっちりを楽しむのは在阪当時以来で、十分に堪能いたししました。
 しかしながら、大問題なのは仕上げをどうするか、です。ここでバッテラを食べずに一年を終えるのはショックだし、かといって目の前にある滋味にあふれた鍋を雑炊にして味わえるのも、この機を逃すと次はいつだかわかりません。つらい選択でしたが、涙を飲んで今日はバッテラを断念し、雑炊をいただくことに。さっぱりと仕上げてくれた雑炊を、御曹司ともども、鍋の底をなめるが如くきれいに食べたのでした。
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 何の芸もない、淀屋橋近辺の写真
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# by maruyamamasaki | 2010-12-11 23:03 | 大阪市

御礼

 11月30日(火)
 本日、カウンターが40000を超えました。
 大阪から離れてちょうど5年、それからの更新はたまにしかなかったのに、ご覧いただいていた皆様に改めて感謝申し上げます。
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# by maruyamamasaki | 2010-11-30 16:17

芭蕉と蕪村・逸翁美術館

 5月4日(火)
 Mさんは親族にご不幸があり、急きょ自宅へ戻ることになって、今日は一人で街歩き。
 阪急の広報紙・TOKKを見て、在阪当時に行っていなかった池田市の逸翁美術館で開かれている「芭蕉と蕪村」を鑑賞することに。
 午前10時過ぎ、池田駅に到着。どことなく落ち着いた風情の街を歩いて10分ほどで、逸翁美術館へ。
a0010524_11121112.jpg 僕が大阪にいた頃は、現在、小林一三記念館となっている雅俗山荘(=写真)が逸翁美術館だったのですが、昨年、その近くに立派な美術館を建てて移転したそう。
 今回の展示は、芭蕉と蕪村の真筆が中心。「はせを」じゃ誰だかわかりませんけど、「芭蕉」なわけです。
 作品の解説文の文体が面白く、「…ですネ。」といった終わり方がとても多い。この美術館はこういう流儀なのかと思ったら、今回は小中高生にも見て欲しい展示なので、特に工夫したとか。
 展示室の片側に芭蕉、もう一方に蕪村の作品が並べられ、どちらが主というのではなく、全くの対等な展示です。
 蕪村の絵は、誰にでも描けそうで描けないような、何とも言えぬ軽みがあって、好きです。展示室を出たところで、職員の方から「どちらがよかったですか?」と尋ねられ、迷わず「蕪村です」と答えてしまいました。決して、芭蕉側が見劣りするとかではないのですが。
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# by maruyamamasaki | 2010-05-04 20:58 | 大阪府

池田文庫「嵐璃寛関係資料展」

 小林一三記念館を見学した後、逸翁美術館に隣接する池田文庫で「嵐璃寛関係資料展」も見て行く。
 何だか立派な建物だな〜と思っただけの僕は、池田文庫の何たるかを全く知らずにいました。宝塚歌劇や上方の歌舞伎・民俗芸能の専門図書館で、在阪当時、こうした分野にもっと深入りしていたら訪れていたのかもしれません。
 いまだに「嵐璃寛」って何て読むんだろ?レベルですから、虫のいい想像に過ぎないのですけど。
 嵐璃寛(3代目から5代目)は江戸後期から大正時代にかけて、代々の片岡仁左衛門と縁の深かった歌舞伎役者とのこと。その姿を描いた錦絵などの関連資料が片岡仁左衛門家に残され、今年1月に当代から池田文庫に寄贈されたそうです。
 僕が見たことのある場面は「伊達娘恋緋鹿子」とか、とても少ないのですが、雰囲気は伝わってきます。
 展示観覧料200円。それでいて、かなり立派な図録をもらえます、これじゃ赤字だろうなと、余計な心配をしてしまうほど。
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# by maruyamamasaki | 2010-05-04 20:13 | 大阪府

長岡天満宮

 在阪当時、天神橋筋6丁目が最寄り駅だったから、僕も一応、阪急沿線住民でした。それにしては、京都線沿線は行ったことのない所だらけ。河原町以外で降りたことのある駅といったら烏丸、大宮、桂、大山崎、高槻市しかないもんな。
 TOKKに長岡天満宮のツツジが素晴らしいと紹介されており、長岡天神駅で下車。長岡天満宮へ向かう道の両側には、朝掘りタケノコの即売店がたくさん並んでいる。今が旬、というかもうすぐ終わりかな。本当はTOKKに出ていた「うお寿」の竹の子姿ずしをいただきたかったけど、時間の都合で断念。
 石造りの鳥居の向こうには、広い八条ヶ池と、そこにかかる参道を覆うキリシマツツジの赤い花。
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 一番の見頃はやや過ぎた感じでしたが、なかなか見事な景色なのは確か。大鳥居が朱色だったら、ツツジの赤が映えなかったかもしれません。
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# by maruyamamasaki | 2010-05-04 19:50 | 京都府

乙訓寺の牡丹

 長岡天満宮を出たのは午後1時半過ぎ。3時半頃の新幹線で帰京しなければなりませんが、さっさと見れば行けるだろうと乙訓寺へ歩いて行く。
 途中、長岡京記念文化会館の前に何やら行列が。近づくと「乙訓寺シャトルバス乗り場」と看板がある。これ幸いと並んで待つこと10分余、ギリギリ乗ることができました。
 先に降りるお客さんが料金を手渡ししている。いくらなのかわからないけど、渡しているのが100円玉なのは間違いない。100円だけ出して「200円だよ」と言われるのも嫌なので、100円玉を2枚、それも時間差をつけて渡したのに、寺男の奴、黙って受け取りやがった。
 帰りのシャトルバス乗り場には、ちゃんと100円と書いてある。損したぜ。
 それはともかく、拝観料を払って早速、境内へ。
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 牡丹の花をちゃんと見たことはあまりなかったのですが、なるほど美人のたとえに出てくるだけのことはあります。ここも全体的にはそろそろ終わりかなって感じでしたが、境内のほとんどが2000株もの牡丹の花で埋め尽くされているのは、一種の壮観です。
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 上がちょっと切れちゃってますが、このように所々、白い和傘が添えられています。
 何でも、日差しに弱い牡丹の花を守るためなんだそうで、独特の風情を醸し出していました。
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# by maruyamamasaki | 2010-05-04 18:22 | 京都府

平城宮跡を歩く

 5月3日(月)
 在阪当時、奈良へあまり足を延ばさなかったことを、ずいぶん後悔していました。今回、Mさんのお誘いに乗ったのも、奈良巡り中心という点が大きかったのです。
 朝9時に大和西大寺駅に集合。既にシャトルバス乗り場は行列になっていたので、平城宮跡には歩いていくことに。
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 復原された大極殿が見えてきた。新しいし、これしか建物がないから、見ていて面映くなるほど目立っちゃっています。
 でも、1300年前の平城遷都の頃には、当時の大極殿だって新築だったのだから、今、こうして見ている感じが1300年前の雰囲気に最も近いのかもしれません。
 それにしても観光客の多いこと。人のことは言えないけど…。
 大極殿の中では、ボランティアの男性が定期的に説明をしてくれます。たまたま僕らが聞いた時のおじさんは、時間の半分以上を割いて、平城宮跡保存の意義と、それがわが国の精神文化にとっていかに大切なことであるか、一生懸命に説いていました。復原大極殿については、「中の説明板を読んでくれた方がわかりやすいです」と、正直に語っておしまい。
 ああいう場所での説明タイムには惹かれるものがありますが、ここに限っては時間の無駄です。
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# by maruyamamasaki | 2010-05-03 22:18 | 奈良県

平城宮跡を歩く その2

 平城宮跡を訪れたのは22年前の夏、「ならシルクロード博覧会」を見に来て以来のこと。会社に入って3年目で多少、余裕ができ、帰省以外で初めて静岡県の外へ旅行したのでした。バブル期だったのに、禁欲的なものだったと思います。
 だだっ広かったって印象しか残っていませんが、改めて眺めてみてもだだっ広い。大極殿(正しくは第1次大極殿)と向かい合う朱雀門までの距離が約800mという。間に近鉄の線路が走ってしまっているとはいえ、よくこれだけ広大な土地を残せたものです。
 大極殿と並ぶ目玉である遣唐使船の復原展示は、午前10時頃のアナウンスで既に午後の入場整理券しかないとわかり、見学を断念。遺構展示館、宮内省の復原建物、東院庭園、朱雀門と歩いて回ることに。地味だけど、発掘状態のままで見られる遺構展示館の説明などはわかりやすく、当時(復原推定)の瓦と今の製品を持ち比べて重さがかなり違うのも体験できます。
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 宮内省の復原建物も中に入ることができます。こういう建物がもういくつかできてくると、往時の平城宮らしくなってくるでしょう。
 想像ですけど、1300年前は大極殿に用いられた瓦の方が貴重だったはずですが、今となっては宮内省の復原建物の桧皮ぶきの方がお金がかかるのではないでしょうか。歴史の皮肉を感じずにはいられません。
 写真は宮内省復原建物の内部です。梁が真っ直ぐ過ぎるのが妙に目につきます。曲がった松材なんかだとリアルなんですけどね〜。
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# by maruyamamasaki | 2010-05-03 21:49 | 奈良県

大遣唐使展

 シャトルバスで大和西大寺駅に戻り、近鉄奈良駅へ。GWだし、平城遷都1300年祭だから込んでるのは仕方ないけど、それにしても近鉄各駅の切符売り場の混雑はひど過ぎる。SUICAが使えないのはともかく、ICOCAやPITAPAはあまり普及してないのかな。
 駅近くのともかく入れそうな店で昼食(すぐできそうな物と思ってMさん共々、野菜炒め定食にしたけど、大失敗だった)を済ませ、奈良国立博物館で開催中の「大遣唐使展」を見学。平城宮跡にばかり人が集まっているのか、こちらはそれほど込んでおらず、大助かりです。
 入ってすぐ、目玉の「二つの観音菩薩立像」があったのにはびっくり。京都国立博物館が「おいしいものは最後」型なら、こちらは「おいしいものが先」型なのかもしれません。
 最大の呼び物、ボストン美術館蔵の「吉備大臣入唐絵巻」も、じっくりと見ることができました。
 NHKで放映されたドラマや、この絵巻の特集番組を見ていなかったので、どんな内容なのかをちっとも知らなかったのですが、こんなふざけた話?というか奇想天外な物語だとは思いませんでした。
 囲碁の勝負で、真備が相手の石を一つ呑み込んで勝っただと? 反則じゃん。唐の役人が真備に下剤を飲ませて動かぬ証拠をつかもうとするも、真備は碁石を体内に留める術を使い、排泄物を調べても見つからなかったってな場面が真面目に描かれています。
 わが国史上、脱糞という恥ずべき記録が残っているのは徳川家康ただ一人かと思っていたら、吉備真備もそうだったとは。変な知識がまた一つ、増えたのでした。
 それはさておき、大遣唐使展のすごい所は、いやってほど国宝が出展されていること。それこそ、国宝でも重要文化財でもない物のほうが珍しいくらい。数ある中で印象に残ったのは「伝阿閦(あしゅく)如来立像(和歌山 親王院蔵)」です。他の仏像ではあまり見たことのない、何とも優しげな顔で、一目惚れしました。
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 こちらは遣唐使船をイメージした造形作品@平城宮跡
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# by maruyamamasaki | 2010-05-03 20:58 | 奈良県

興福寺・国宝館

a0010524_11161697.jpg 奈良国立博物館を出たのは午後3時過ぎ。ここへ来る途中、「1時間待ち」の行列を見て後回しにした興福寺・国宝館に寄ると、「45分待ち」となっていました。
 日差しも傾いてきて待つのが辛くなくなってきたし、せっかくの機会だから並ぶことに。入り口までは35分ぐらいだったかな。
 それにしても阿修羅像のファンがこれほど多いとは。昨年、東京国立博物館などでの特別展が大人気で、とてもじゃないけど行く気が起きなくなるほどでしたが、ブームはまだ続いているようです。
 中に入ると、案外スムーズに見学することができました。そのための入場制限であり、行列なのですが、さすがに阿修羅像を含む「八部衆立像」の近くにくると大渋滞です。ガラス越しではなく、間近に見られるとあって、じっくり見ようとする人がほとんど。
 阿修羅像も素晴らしいのだけど、ほかの像だって独特の味を醸し出している。どういういわれがあるのか、少しは勉強してから見ればよかったと後悔しました。ま、それは次の機会への課題ってことに。
 夜は京都へ行き、祇園「かぼちゃのたね」で鰻づくしを堪能。黒七味で有名な「原了郭」の店の奥に、こんなリーズナブルなお店があったとは。こういう辺りを知っているのがMさんの深いところです。
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# by maruyamamasaki | 2010-05-03 20:11 | 奈良県

第141回天皇賞

5月2日(日)
 磐田にいた頃から交流が続くMさんから上洛のお誘いがありました。お目当ての一つは、京都国立博物館で開催中の長谷川等伯展ですが、日中は1時間待ちはザラとのこと。
 「それなら、天皇賞を観戦した後、等伯を鑑賞しましょう」と手を打ち、午前10時半に京都駅で落ち合った後、淀へ。
 淀で天皇賞を観るのは、メジロマックイーンVs.トウカイテイオーの「世紀の対決」を見逃すまいと東京から駆けつけた1992年以来のこと。もう18年も前か。結果は呆気ないほどのマックイーン完勝だったけど、あれほどレース前にワクワクしたことはその後もありません。
 今回はメジロマックイーンの子・ホクトスルタンが除外となり、親子4代天皇賞制覇の楽しみもなくなって、18年前とは全く趣きの異なるレースです。一方、名勝負を期待した馬場の芝が所々はげていたのが興をそいでいた18年前とは対照的に、今日の舞台はまさしく緑のカーペット。
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 僕らはゴール板200m前辺りのスタンドで観戦していました。出走馬は馬場に入った後、返し馬というウォーミングアップをしますが、通常、僕らのいる辺りまでは来ません。
 それが、人気馬ではただ1頭、ジャガーメイルだけが目の前にやって来たのです.この時、僕らは何かを感じるべきだったのでした。
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 天皇賞の最後の直線、4コーナーを回って先頭に立った昨年優勝のマイネルキッツに、ジャガーメイルが迫ってきました。僕らの前を走った辺りでは(届くかな?)って感じでしたが、見事に差し切って優勝。
 混戦だった今回、僕は枠連で勝負し、7枠から6、7、8枠へ流しました。ついでに6−8も買っておくべきだったのに、なぜか失念していたのです。みすみす20倍ちょっとの配当(1000円買ってりゃ往復の新幹線代ぐらいにはなった)を逃し、呆然としたのは言うまでもありません。
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# by maruyamamasaki | 2010-05-02 23:01 | 京都府

長谷川等伯展

 気を取り直して京都競馬場を後にし、京阪電車で七条へ。そういえば淀の新駅も初めてでしたが、京都方面のホームは旧駅の場所なので、結構遠かった。
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 京都国立博物館に着いたのは午後4時半過ぎ。作戦通り?待ち時間なしで入場、GW期間中は日曜日も夜7時まで開館なので、落ち着いて鑑賞することができました。
 ここへ来る度に思うのですが、素人向けの目玉作品は必ず最終コーナーに置かれています。だいたい我ら素人は、入り口の展示から力みかえって観ますから、最終コーナーでは集中力散漫になっていて真剣には観ていられません。
 今回の「松風図屏風」もそう。文書系は飛ばし見してエネルギーを残しておいた僕らは、描かれていない霧が見えるマジックをじっくりと堪能しました。その他の作品では、「枯木猿猴図」が、確か高校で使っていた現代国語の教科書の表紙絵だったと、突如として記憶が蘇ったのが、何となく不思議な思いでした。
 Mさん懇意の「千登利亭」が臨時休業だったので、高島屋内の「田ごと」で軽く一杯。直前に上洛を決めたため、市内の宿を確保できなかった僕は、阪急で大阪・南方へ戻り、どうにか予約したホテルミツフに投宿。喫煙ルームだったけど、タバコ臭さはなかったので落ち着いて眠れました。ウォシュレットがないのが欠点だけど、1泊4400円なのは助かる。
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# by maruyamamasaki | 2010-05-02 22:41 | 京都市

鹿カレー

12月11日(金)
 在阪当時の知恵袋、FBUNKA同窓会員のMさんとPさんと京都大学内の「カンフォーラ」でランチ。先月、当地でオフがあったのですが、仕事で参加できませんでした。そんなこともあって、お二人とも都合をつけていらしてくれ、とてもありがたいことです。
 さすが京大と思わされたのが鹿カレー(=写真、740円)。京都・美山地区にある大学の芦生研究林では鹿の食害に悩まされ、一定数を駆除していますが、それを大学のレストランのメニューに加え、少しでも有効活用しようという試みとのこと。低カロリーでヘルシーなんだとか。
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 ひき肉にしてキーマカレー風の仕上げですが、鹿らしさはあまり感じません。逆に言えば、イメージで鹿に抵抗のある人には入りやすいメニューです。
 本当は「鹿のカツレツ」を食べたかったのですが、残念ながらしばらくは提供できない状態なのだそう。
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# by maruyamamasaki | 2009-12-11 23:33 | 京都市

コンドル展

 帰りの新幹線は3時半発で、それまでどうするかと思っていたら、さすがPさん、Mさんとも心得ていてくれて、京大総合博物館で2時から行われる講演会「ジョサイア・コンドルと日本文化」を勧めてくれました。
 大学構内を散歩した後、博物館に入って会場に到着。教室みたいな部屋ではなく、常設展コーナーの一角なのが新鮮な感じです。
 コンドルといえば、明治政府のお雇い外国人として辰野金吾らを教え、東京の旧岩崎邸や旧古河邸、三井倶楽部などの設計者として名を残しています。でも日本人女性と結婚して生涯、日本で暮らし、河鍋暁斎に師事するほど、日本文化に入れ込んだ人だとは知りませんでした。
 以前、旧古河庭園を訪ねた時、どうして西洋庭園と小川治兵衛作の日本庭園があるのか不思議でした。コンドルが日本文化に傾倒したことを思えば、最高の作庭師を招いたのも当然だったんだと納得させられました。
 講演が終わったのは3時頃。残念ながらコンドルの図面を見る余裕はなく、外へ出てタクシーを拾って京都駅へ一直線。無事、予定の新幹線に乗って帰京し、歌舞伎も観られたのでした。
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 京大構内でMさんに教えてもらった「純粋階段」。学生の頃に住んでいた四谷で、旅館の脇にあった「純粋階段」を日々眺めていた身としては、こういうものを大切に残そうとする京大の人たちの心を意気に感じます。
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# by maruyamamasaki | 2009-12-11 22:33 | 京都市

総大醤

12月10日(木)
 泊まり明けで、気が向いて大阪へ。
 これといった目的はありません。お昼をどこで食べるか、さんざん迷った末、かつて住んでいた天六のマンション近くにあるラーメン屋「総大醤」へ。
 新大阪から2度乗り換えて天満駅で降り、懐かしの天神橋筋商店街を北上。天六交差点を中津方面に向かい、旧居を越えて200mほど行った所に店があります。僕が引っ越して来たひと月後ぐらいにオープンし、半年後には「週刊現代」で紹介されたほどでした。そんなわけで、僕には名店を見出した「初期の顧客」という名誉(ってほどのことはないか)があり、その証拠に大阪を去る際には、ご主人から店を始めた頃に使っていた丼をもらった思い出があります。
 4年ぶりに訪れると、店内には来訪したタレントさんらの色紙がいっぱい。残念ながら大将は出ていなかったので再会はなりませんでした。黒大醤(=醤油ラーメン)+餃子+半炒飯のスペシャルセット1100円を注文。「これも大阪で太ってしまった原因だったな」と思いつつ、味わっていただいたのでした。
 黒大醤は東京辺りでは見つけるのも難しくなった正統派の鶏ガラ醤油ラーメンで、それで夢中になってしまったのですが、久々に食べてみると、ちょっと魚のダシがきつくなった印象でした。前は後味がもう少しサッパリしていた気がします。たった4年でも、時の流れを感じさせられました。
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# by maruyamamasaki | 2009-12-10 23:41 | 大阪市

変わる大阪駅北口

 宿泊先のホテルオークスへは、天六から地下鉄で西中島南方駅に行くのが早いけど、ここは一つ、かつての自宅周辺を歩いてみることに。
 天六からちょっと南西に行くと、クラッシックな家々が並ぶ中崎町があります。雰囲気は変わっていませんが、出向仲間のM君の送別会をした焼き鳥屋さんは別の店になっていました。
 ぶらぶらと梅田方面へ向かっていくと、ボートピアができていた。建物はきれいだけど、来ているおやじたちは鉄火場のにおいが残っていそう。
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 せっかく来たので阪急グランドビルの展望台に上ってみました。写真左端にちらっと写っているアクティ大阪と、右側で建設中の新北ビルを結ぶ通路のドームには、透過光型の太陽電池を使うんだとか。2011年のオープンが楽しみです。
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# by maruyamamasaki | 2009-12-10 23:39 | 大阪市

OSAKA光のルネサンス

a0010524_12375769.jpg ホテルで一寝入りしてから夕方、まだ雨が降っていなかったので、中之島へ出かける。本来なら神戸ルミナリエの見物なのですが、時間がないのでOSAKA光のルネサンスへ。
 まだ本格的なイベントは始まっておらず、「中之島イルミネーションストリート」も点灯のみであまり面白くありません。CanonのFD50mmF1.8を開放で使ってみたら、マイクロフォーサーズでは100mm相当になるせいか、イルミネーションがガラスっぽく写ってしまい、何だかな〜って感じでした。
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 割ときれいだったのが、大阪市役所正面のイルミネーションツリー。100mm相当だから、向かいの日銀大阪支店の敷地に入り込んで撮っても、ここまで入れるのが精一杯。
 6時半から南方の「いとう」で元の職場の先輩たちと忘年会。淀屋橋駅に戻る途中、「全日空ホテルはどこですか?」と道を尋ねられた。わからなかったので、いったん「すみません」と言って去りかけた。ふと西を向くと、土佐堀川沿いに「ANA GRAND HOTEL」というやや暗いネオンが見える。件の人はまだいたので、駈け戻って教えてあげた。
 (いいことをしたな)と思って、もう一度よく見たら「APA GRAND HOTEL」だった。うわっ、間違えた。許してくれ〜と、脱兎の如く逃げ出してしまったのでした。
 ちなみに、ANAクラウンプラザホテル大阪は土佐堀川ではなく、中之島を挟んで北側を流れる堂島側沿いにあり、間違えて教えたAPAホテル肥後橋とはほぼ向かい側です。まぁ当たらずとも遠からず…んなわけないか。m(_ _)m
 「いとう」では恒例のバッテラなどを堪能。今回はとりわけ良い鯖だったようで、いつにも増して旨かったのでした。
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# by maruyamamasaki | 2009-12-10 23:35 | 大阪市

東寺・弘法市

 9月21日(月)
 たびたび京都案内をしてもらった静岡時代の知人Mさんと、その同級生で高校の教頭先生であるOさんと連れ立って、今日は一日、都の街歩き。まずは東寺の縁日「弘法市」へ。
 前に出かけたのは在阪1年目の秋、時代祭を見物した日の前日に、京都育ちの先輩Sさんに案内していただいた時のこと。平日だったあの日は空いていてのどかな秋の午後を楽しんだものでしたが、今回は大型連休のせいか、午前10時前というのにもう大賑わい。冷やかすどころか、何を売ってるのかよく見ていられないほどでした。
 辻に立つ東寺のお坊さんが「まずは弘法大師様にご挨拶を。買い物はそのあと」と呼びかけるのに従って、国宝の御影堂へお参りに。
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 本当に信心深い方々が多い。そらでお経を唱える人だって何人かはいました。
a0010524_13454713.jpg この日から特別公開が始まった観智院や、宝物殿の曼荼羅なども見学。
 今の職場には、東寺のすぐ隣にある洛南高校のOBがいます。彼の話では「昔は野球部がなかった」とか。「周りが文化財の建物だらけで、うっかり打球が校庭を飛び出したら大変なことになるので」とのこと。その言葉を思い出して洛南高校を見ると、確かにゴルフ練習場並みに高いネットが張り巡らされていました。
 (写真=やはり国宝の東寺・金堂に掲げられている注意書きの看板。地元の言葉を使っているのがナイス!)
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# by maruyamamasaki | 2009-09-22 14:01 | 京都市

国宝「青不動明王」御開帳

a0010524_23152929.jpg 9月21日(月)
 今回の上洛で最大のお目当ては、青蓮院で初めての御開帳となる国宝「青不動明王二童子像」を拝むこと。これまで大阪万博などで公開されたことはあるものの、秘仏として青蓮院で御開帳されることは平安時代の創建以来、初めてだそう。かつて青蓮院御本尊御開帳などで記した通り、初ものに弱い小生としては、見逃すわけにはいきません。
 地下鉄で東山駅へ行き、粟田口から青蓮院へ。新聞各紙にも全面広告が出ていたから、この連休中は行列ができているだろうと思いきや、お昼時だったせいか、中にいたのは普段よりちょっと多め程度でした。
 青不動の御開帳は「政治も経済も混迷を極め、道徳心が荒廃してさまざまな事件が後を絶たない今日、悪行や煩悩を滅し、魔障を払う青不動の強い力で、世の中を少しでも良い方向、真に豊かな社会に導いていただきたい」との考えとのこと。このため、お参りの前には諸願成就を願って、礼拝者がそれぞれの願いを記して奉じることができます。
 僕は、結局「無事息災」ぐらいしか思いつきませんでした。仕事での不満をはじめ、あれこれ文句を言っても、願うことはこの程度なのは、混迷の今日にあって恵まれた状況にあることを納得させられます。
 本物の青不動は、さすがに貴重な美術品でもあるせいか、何か薄いシートのようなものを掛けてあるようでした。見物という点では、その力強さを感じるとはいかず、いささか物足りない感はあります。ただ、礼拝画像としての御開帳であれば、そこにあるというだけで十分なのでしょう。
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 僕らが引き揚げた午後1時前、青蓮院の入り口はこの人だかり。多少なりともじっくりと拝めたのはラッキーでした。
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# by maruyamamasaki | 2009-09-22 14:00 | 京都市

千登利亭

a0010524_1224986.jpg 9月21日(月)
 青蓮院から知恩院、円山公園、祇園を抜けて、お昼は南座裏の鮨屋千登利亭で。
 3年ぶりぐらいでしょうか。でも、おかみさんもご主人も覚えていてくれて、ありがたいことです。大阪に赴任して1か月たった後、Mさんに紹介されて来たのが最初だっただけに、久しぶりにMさんと訪れることができて何より。
 今日は稲荷と太巻、ミニちらしのセット(=写真)のほか、鯖寿司を3人で分けていただく。地元客中心の店っぽいのに、僕ら観光客が気張らずに過ごせるこの店の雰囲気は、ほかではそう滅多に味わえないような気がします。
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# by maruyamamasaki | 2009-09-22 13:30 | 京都市

東福寺

a0010524_12264769.jpg 9月21日(月)
 昼食の後、五条駅、じゃなくて清水五条駅から京阪電車に乗り、東福寺に向かう。大阪で中之島線が開通したのを機に、駅名を変えたんでしょうか? 東西に2キロほど離れた京都市営地下鉄と同じ駅名があるのは紛らわしいと、前から気にはなっていましたが、別の駅であると明示するようになったのは好ましいことです。
 右の写真は、東福寺・通天橋を背景にした青もみじ。東京から来ると、京都や大阪の太陽は東京とは別の物じゃないのかと思うほど日差しを強く感じますが、それでもここ数年に比べれば秋が早い気もします。いつもより紅葉は早まるのかもしれません。
 特別公開中の龍吟庵(りょうぎんあん)を見学。4年ぶりに、昭和の大作庭家・重森三玲氏の庭を堪能しました。あの頃は重森氏の名前を知ったばかりだったのに、それから孫の三果さんの新内節を聴く機会も得られました。何かに関心を持つと、それにつながるものを見つけたり縁ができたり、不思議なものです。
 観光客としては、こうした名刹でも繰り返し訪れるのは何となく時間がもったいないと思いがちですけど、一度聞いただけでは説明の聞き漏らしが結構あるもの。今回も作庭の意図など、改めてそうだったのかと思わせられることが結構ありました。
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 龍吟庵の西庭。海中から昇天せんとする龍の姿を表す。ここは通天橋方面から吹いて来る風が心地よいのだそう。味わってみたいものです。
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# by maruyamamasaki | 2009-09-22 13:06 | 京都市

泉涌寺

 9月21日(月)
 せっかく近くに来たので、MさんとOさんに泉涌寺へ行こうと提案。お二人とも賛成してくれ、歩いて泉涌寺へ向かう。
 僕は初めてだったから知りませんでしたけど、「泉涌寺道」と表示がある辺りから拝観料を受け付ける大門まではとにかく長い。なだらかとはいえ、上り坂1キロ以上は続くんじゃないでしょうか。日中、さんざん歩き回った我々中年3人組には結構、こたえました。
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 今の「そうだ 京都行こう」のCMにもあるように、大門から仏殿へはこの通り、下り坂になっています。この連休中は夜間、境内をライトアップしてコンサートを開くそうで、これまであまり商業主義とは縁がなさそうだったこの「御寺(=泉涌寺の別名)」としては、珍しい印象があります。携帯電話各社のブースが設けられていたのには、いささか辟易しました。a0010524_1333152.jpg
 最後に宝物館を見学。目立った宣伝はしていないのに、曾我蕭白の絵がさりげなくあったりするので、こうした名刹の所蔵品は油断?がなりません。
 この連休中はライトアップをしている関係で、京都駅と泉涌寺間で無料のシャトルバスが運行されていました。さすがにくたびれたので、帰りはこのバスを利用。商業主義云々と批判めいたことを書きながら、その商業主義の恩恵に浸ってしまったのでした。
(写真=本坊前に展示されていた生け花)
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# by maruyamamasaki | 2009-09-22 12:13 | 京都市

大阪駅北側の変貌に驚く

 いろいろなブログ情報などで大阪駅周辺で大規模工事が行われているのは聞いていましたが、自分で見たことはありませんでした。
 4年ぶりに阪急グランドビル31階の展望台へ。タダで大阪駅周辺を眺めるには、ここがたぶん一番高い所だし。
 駅の北側に大きな壁のような建物ができつつあると、ヨドバシカメラや新梅田シティが何だか目立たなくなっちゃって、かつての雰囲気とはずいぶんと違った印象です。
 西日のきつい時間だったので、写真は撮ったけど映り込みがひどくて失敗。そのうち、盟友のブログFromOSAKAで、新梅田シティの空中庭園からの風景がアップされるでしょうから、そちらを楽しみにしておきます。
 夜は在阪当時の職場で、仕事やゴルフでお世話になった先輩Wさんの送別飲み会。行ってみたいと思いつつ、一度も行かずじまいだったニューミュンヘン北大使館で、好物の鶏の唐揚げとビールを堪能させていただく。立ち呑み、カラオケ、電車の寝過ごしと続き、ホテルにたどりついたのは0時過ぎでした。

 <追記>
 盟友によりますと、新梅田シティ空中庭園からは大阪駅方面を見通すことができないため、残念ながら当方の期待に応えられないとのことでした。小生の思い込みでいらざる気遣いをさせてしまったことをお詫びします。

 <さらに追記>
 やってくれましたFromOSAKA! 大阪駅北口ビル工事の写真をアップしてくれています。地元の方には珍しくない風景でも、しばらく大阪にご無沙汰している人なら、いささかの感慨があると思いますよ。
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# by maruyamamasaki | 2009-09-21 23:29 | 大阪市

金色の銀閣

 4月11日(土)
 2泊3日の花見旅も今日でおしまい。帰りの新幹線は14:20ぐらいなので、ホテルに荷物を預け、タクシーで銀閣寺へ向かう。いわゆる銀閣、正しくは観音殿は現在、屋根の葺き替え工事中ですが、先日のニュースで「真新しい屋根が金閣のよう」という映像を流していました。この「一時金閣状態」は1年もたつと解消されて本来の銀閣に戻るそうで、ならば見ない手はないと思った次第。
 ほぼ4年ぶり、かな。そうだ、前に来た時は屋根が雪化粧していた日でした。屋根に何か変化のある日ばかり来てるなあ。改めて考えると、銀閣本来の姿を見たことがないんだと気づく。
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 これが「金色の銀閣」。一層部分は耐震工事中のため、本来の美しさからかけ離れた状態なので、二層部分のみにてご勘弁のほどを。
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# by maruyamamasaki | 2009-04-11 19:48 | 京都市