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国宝・三井寺展

 ルミナリエとバッテラ以外はこれといった当てもなく来てしまったのですが、阪急の広報紙「TOKK」を見ると、天王寺の大阪市立美術館で「国宝 三井寺展」が14日まで開かれているという。そういえば、しばらく前にNHKの新日曜美術館で放映していた。
 こういうイベント探しが簡単にできるのは、東京にはない京阪神のいい所だ。
 天王寺界隈は在阪当時、大阪市内では最もよく行った場所でもある。南方からは地下鉄御堂筋線で直通だけど、懐かしさもあって大阪から環状線に乗っていった。天王寺駅構内で三井寺展の前売り券を販売しており、即ゲット。こういうのも、東京ではみかけないサービスだ。
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 三井寺そのものは昨年の春に訪れたものの、金堂が修繕中だったことなどもあり、寺宝を拝見することはできませんでした。本展はそれを補える絶好の機会になります。
 といって何がわかるわけでもありません。経文を見ても、字が上手だなあって感心するだけだし。それにしても、平安年間の文書がよくこんなにきれいな状態で残っているものだと思う。
 三井寺中興の祖である円珍についての知識は皆無でしたが、なかなかすごい旅をしたものだと思う。唐へ行くつもりが台湾に漂着し、そこから入唐して天台山、長安などを訪ねて帰国。と書くと簡単だけど、今の時代でも結構な旅だし、それを難破しちゃうような船で出かけなければならないとなるとねぇ。中国語を覚えるのだって大変だし。そういえば、本展開催は円珍の帰朝1150年を記念してのこと。
 何と言っても、秘仏を一堂に拝めたのは素晴らしい。不動明王立像(黄不動=ゲートの写真の左側)を見ても、「これだけアクセサリーを身にまとうとなると、時間がかかって大変だろうな」なんて感想しか思いつきませんけど、でも普段見られないお姿を見られるのは、それだけで十分にありがたいと思います。
 東京には回ってこないのかと思っていたら、2月7日からサントリー美術館で開催するとのこと。
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by maruyamamasaki | 2008-12-11 21:18 | 大阪市

鳴滝大根焚き

 不寝番勤務の早朝、日テレの「おはよん」やNHKの「おはよう日本」で、京都・鳴滝の了徳寺で今日10日まで大根焚き(だいこだき)が行われるというニュースを流していた。
 在阪当時に行ったことがないし、何だか体が温まってよさそうだ。9時に釈放となった後、新幹線に飛び乗って京都へ直行…。
 そんな即断即決ではなく、実は勤務先の盟友からかねがね「大阪で旨いものを食べさせろ」とリクエストがあり、「それなら」と10−11日に行くことにしていたのでした。あいにく、盟友は都合がつかなくなり、いつもの如く単独行でしたが、うってつけのイベントがあったって訳です。
a0010524_1719539.jpg 寺のHPの地図に従い、京福電車・鳴滝駅で降り、仁和寺寄りに少し歩いて左に曲がる道を進む。案内板らしきものが全くないのが妙だなとは思ったものの、閑静で気品のある「いかにも京都」っぽい住宅街を歩いた。
 前から来た女性2人組が「前に来た時は確か駅を出てすぐの道を左に曲がったんやけど…」と話しながら駅方向へ戻って行く。どうもこの道ではないらしく、僕もいったん戻り、もう少し仁和寺方向に進んでバス通りに出る。
 「これは仁和寺の前を通っている道だ」と確信し、バス停の表示をよく見ないで西へ向かってしまった。これが更なる失敗で、逆方向だった。バス停を二つ通り越した辺りで不審に思い、結局、バスで鳴滝本町へ行った。時間のロスは40分ぐらいだろうか。
 ともかくも了徳寺に辿り着き、空腹だったのでかやくご飯付きの「お斎(とき)」1500円をいただくことに。
a0010524_172338.jpg 本来、宗教行事だし、この手のものが安くはないのは承知しているものの、普通に考えたらこんな馬鹿馬鹿しい値段はないでしょう。「大根」だけなら800円ですが、その方がまだ納得はいく気がします。
 それにしても、二日間で3000本の大根を焚いて約1万人に振る舞うとはすごい。
 帰りは了徳寺前の道を素直に南下。5分足らずで京福電車の踏切に着き、右折して鳴滝駅に到着した。
 教訓。了徳寺へは鳴滝の駅舎のある側から線路に沿って仁和寺方面へ進み、二つ目の踏切を北へ向かうこと。HPの地図がこれほど杜撰だったのは初めてだ。
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by maruyamamasaki | 2008-12-10 23:50 | 京都市

妙心寺退蔵院

 せっかく京福電車、いや地元らしく嵐電沿線に来たから、妙心寺へ寄ることに。年明け1月20日から、東京国立博物館で「特別展 妙心寺」が開かれることもあり、いわばその予習代わり。
 臨済宗妙心寺派総本山だけに、ここもまた広いこと。まだ紅葉が何とか残っているのを期待して、塔頭の一つ「退蔵院」を拝観した。
 最も広い庭の「余香苑」はさすがに楓もほとんど散っていたけど、その脇にある大休庵前はまだ見事な赤さを保っていました。水琴窟の音にしばし耳を澄まし、心を安らげる。
 見ものなのは狩野元信作の庭。本堂の修復工事で周囲に足場がかかっており、廊下の端からちらっと覗き見るだけですが、何だか岩と緑の多い枯山水で、かなり異色な感じがします。座敷から見ると「石でできた襖絵」のように見えるとのことですが、そういう機会があればぜひ鑑賞してみたいものです。
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 廊下の端から見た「元信の庭」
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by maruyamamasaki | 2008-12-10 22:50 | 京都市

第14回神戸ルミナリエ

a0010524_19513824.jpg そもそも今の時期に盟友を大阪行に誘ったのは、寒い季節の方が食べ物がおいしいこともあるけど、やはり神戸ルミナリエを見てほしかったから。
 冬の夜を光で飾るイベントはどこでもやっている。でも、光で飾ることに強い意味を持っているのは、全国広しと言えども神戸ルミナリエだけだろう。僕とて初めて来た時は全くの観光イベントとしか思っていませんでした。今でもまあそうですけど、それでも鎮魂と復興への希望を託していることを少しは認識しているつもりです。
 堅い話はともかく、6時半過ぎにJR元町駅付近に着くと、平日なのに「60分待ち」の表示が目に飛び込んで来た。日中が暖かかったせいか、あまり寒くなさそうな夜にやって来た人々が多かったのかもしれない。実際はフロントーネ(光の門)に辿り着くまで30分程度でしたが。
 好き好きの問題ですから、いろいろと意見はあるでしょうけど、配色というか色のバランスから受ける印象は、これまでに見た4回(少ない…)の中では今回が最もよかったように思います。たぶん、予算などの面から、使っている電球の数などはここ6回の間でもだいぶ減ってはいるのでしょうけど。
a0010524_20184192.jpg 2年ぶりに来てびっくりしたのは、サンタクロースの帽子をかぶってルミナリエ募金を呼びかける女性があちこちに立っていたこと。去年はいざしらず、一昨年までは見たことがなかった光景です。
 毎年のように打ち切りがささやかれてはいたけど、今回はよほど深刻だったとみえる。観光客が押し寄せるのはいいけど、波及効果は期待したほどではないとか、中心部の道路が通行止めになって地元住民には迷惑だとか、「一定の役割を終えた」論がたぶん強まっているのでしょう。
 その際たるものが資金問題なのだろうし、はかばかしい成果がなければおしまいって最後通牒?があればこそ、今回の募金連呼だったのかもしれません。
 ともかくも存続を願う外野の人間としては、貧者の一灯を捧げるしかなく、ほんのささやかな額を投じてきました。
 
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by maruyamamasaki | 2008-12-10 21:49 | 神戸市

和心料理「いとう」

 あれこれ理屈をつけても、結局はここで一杯やりたくて仕方がなかったのです。
 ルミナリエ見物を終えて、阪急・三宮から十三経由で南方へ。忘年会シーズンだけに込んでいたらどうしようかと思いつつ、扉を開いたら僕が座る余裕は十分にあった。
 個人的にはラッキーなのだけど、世の中全体ではやはり不景気の波は深刻らしい。大将の話では、忘年会の予約はここ何年かで最低だと言うし、市場もガラガラなんだとか。
 「最近、店のHPが見られなくなってるけど、どうかしたの」と聞くと、「あれはやめました」という。HPもずっとやっていると宣伝効果は落ちるのだという。
 それはそうと、ルミナリエ見物に加えて日中、無用に歩き回ったせいもあり、十分におなかはすかせてきた。鴨ロースの塩焼きに始まり、寄せ鍋、バッテラと、いつもの如く注文する。
 毎年のことなのに、寄せ鍋の具の量をまた忘れていた。すぐ食べられるように出してくれる鍋のほかに、まだ追加の具があるのだ。実際のところ、一人だったらこの寄せ鍋だけで十分過ぎる量だ。
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 加えてこの大きなバッテラ。それでも、脂の乗った鯖が取れる冬にしか作らないという貴重品?だけに、残そうなんて気は全く起きなかった。胃がパンクするんじゃないかと心配しつつ、結局は何事もなかったかの如く収まってしまった。(これで死んでも悔いはない)と思いつつ、最近の定宿「ホテルオークス」まで歩いて帰り、後はバタンキュー。
 
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by maruyamamasaki | 2008-12-10 20:50 | 大阪市