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竹中大工道具館

 7月25日(火)
 本日のメーンイベント・天神祭の陸渡御は夕方から。始まるまでの時間を利用して、神戸市にある竹中大工道具館を訪れることにした。
 在阪当時、ここは文化面の知恵袋だったM氏が強く推奨してくれて、行こう行こうと思いながら、行きそびれてしまったのでした。今回は思いつきだったので、所在地もわからなかったのですが、確か三宮駅から北西に歩いて15分ぐらいだったはず。途中、コンビニでガムを買いつつ神戸観光ガイドをさっと立ち読みし、兵庫県庁近くにある当館へたどり着いた。
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 この通り、シンプルを通り越して素っ気ないくらいの外観。でも、「日本建築を支えてきた大工道具を収集、保存して工匠の精神と技術を後世に伝える」という目的がはっきりしているので、展示や解説はなかなか充実しています。
 法隆寺の伽藍を建てるのに使われた大工道具が、鋸や鑿など6種類ぐらいしかなかったと言われると、今更ながら驚かずにはいられません。この大工道具館の建物がシンプルなのも、僅かな道具で壮麗な寺院を造った大工たちの精神を受け継いで、「見かけはあっさり、中身は充実」を表そうとしているのかも。
 大工道具の展示のみならず、その作り方や使い方を紹介したビデオが豊富なのもいいところ。でも。全部見ようとしたら、一日じゃ足らないかもしれません。
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by maruyamamasaki | 2006-07-26 15:05 | 神戸市

「御堂筋から」

 7月25日(火)
 竹中大工道具館でもらったパンフレット類に、竹中工務店設計部の代表作などを集めた「御堂筋から」という展覧会(入場無料)の案内があった。場所は竹中工務店大阪本店、大阪市営地下鉄本町駅の近く。となると、お昼は会場から遠くない心斎橋筋の「味万」で決まり。後はこの展覧会を見てからぶらぶら北上し、大阪市中央公会堂の前で陸渡御の行列を見物すればいいと、スケジュールが決まってしまった。
 我ながら、食事に関する新規開拓精神の欠落ぶりに呆れる。せっかく神戸に来てるんだから、ちょっと良さそうな店に飛び込んでみた方がよかったか。
 ともかく、午後2時半頃に「味万」で昼食を済ませ、強くなってきた雨をついて竹中工務店大阪本店1階の会場へ。展示は竹中工務店設計部の歴史を代表する16人の作品と、現在の若い設計者たちの16作品を紹介する二つのコーナーに分かれています。
 ちとショックだったのが、その若い設計者たちの展示。2、3人を除いて、みんな僕より年下じゃん。で、関わっているのがリーガロイヤルホテル、ハービスENT、小倉百人一首殿堂・時雨殿など、最近の関西では話題になった建物が少なくない。もちろん全部造ったわけじゃないけど、「このアンちゃん姉ちゃん(失礼!)たちがこんな仕事をしていたとは」と、やや呆然としてしまったのです。
 ただ、ひがみついでの言い掛かりですけど、難波3丁目交通警察官詰所を設計した方のコンセプトブックはすごかった。「建築の今とは何か」という形而上学的なテーマをあれこれと語って、難しい話だけど決してひけらかし的な姿勢ではない点は伝わってきます。
 でも、お巡りさんの詰所一つ建てるのにこんな思想的な背景が積み重なっているかと思うと、敬意を表するには笑うしかありません。人知れずソシュールだヘーゲルだとひねくり回してできた建物で、聞かれることときたら、きっと「なんばグランド花月はどこだ」とか「法善寺横丁はどこだ」なんてことばかりなんだろうと思うとね。
 もう一つの、16人展は、有楽町にあった朝日新聞東京本社、東京宝塚劇場、昔の宝塚大劇場など、今はもうない建物の写真がたくさん展示されていて、往時を知る人には懐かしかろうと思われます。
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 映り込みがひどいですが、ビルの周囲から展示の様子が見えるユニークな会場です
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by maruyamamasaki | 2006-07-26 14:59 | 大阪市

天神祭・陸渡御

7月25日(火)
 大阪で暮らした2年間、天神祭の本宮の日は続けて夜勤だったため、陸渡御や船渡御を見に行くことはできなかった。花火は勤務先のビル最上階からそこそこ見えるらしいのだけど、仕事を抜け出すわけにもいかない。
 結局見に行けなかったから天神祭には淡白だったのですが、「陸渡御は一度は見ておく価値がある」というtktaku氏の薦めもあり、在阪時代に果たせなかった陸渡御見物に来た、というわけです。
 氏の薦めに従って、中央公会堂の特別観覧席付近で見物。なるほど、催太鼓、獅子舞、地車囃子に乗った龍踊り、神輿の練りなどを結構間近で見られて楽しい。いずれもほぼ後ろ向きなのはやむを得ませんが。京都の葵祭と同じように、格式ある装束をまとった行列は、その由緒なんかがわかると面白いんでしょうね。
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 「2基の神輿が並ぶのは大変珍しいこと」と、特別観覧席で司会の方が説明していました(@中央公会堂前)
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by maruyamamasaki | 2006-07-26 14:57 | 大阪市

天神祭・船渡御へ

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 陸渡御を終えた後、天神橋北詰(*東日本ではあまり使わない言い方だと思いますが、要するに北側の端のこと)から集団ごとに船に乗り込み、大川を上っていくのが船渡御。残念ながら、今回も帰京する新幹線の都合で、ほとんど見られず。
 かねて不思議に思っていたのは、例えば道真公の御心霊を奉安した御鳳輦(ごほうれん)などは相当重いのに、どうやって船に載せているのかってこと。「ヨッコラショ」と何人かで担いで乗り込むとすると、いかに平べったい船とはいえ、たまにはバランスを崩して水没、てな事故が起きるのではなかろうか。
 帰り際、天神橋の上で眺めていたら、その御鳳輦を船に載せるところだった。まさかクレーンを使うとはねえ。人手よりは安全だろうけど、クレーンのオペレーターさんにしてみりゃ、結構緊張の連続なんでしょうね。
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by maruyamamasaki | 2006-07-26 14:56 | 大阪市

祇園祭・花傘巡行

 在阪当時、「1か月にわたる祇園祭を見極めよう」と思いつつ、2年間とも山鉾巡行の後は何も見ず終い。花傘巡行や還幸祭を見るべく、昼前に京都へ。
 花傘巡行は、文字通りに花で飾った傘鉾や舞妓さんたちが市中を歩く。炎天下で大変だから、八坂神社に戻ってくるところを見られればいいやと思っていたのですが、京都駅から乗った市バスが八坂神社を目前にして渋滞に引っかかってしまった。わずかに車窓から花傘巡行が見えたのが救い。渋滞は巡行のせいではなく、小型トラックの路上駐車が原因のようだった。しっかり取り締まらんかい!。 
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 獅子に頭をかまれた縁起のいい外人さん。実はこの獅子舞、2人とも若い女性でした
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by maruyamamasaki | 2006-07-26 14:55 | 京都市

祇園祭・花傘奉納舞踊

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 花傘巡行は見損ねてしまったけど、巡行に加わった綺麗どころたちは午後から、八坂神社の舞台で舞踊を奉納する。蒸し暑いとはいえ、曇りなので直射日光にさらされることはないので、見物していく。
 獅子舞、六斎(念仏をルーツに能楽や歌舞伎の影響を受けた芸能。鉦や太鼓、笛を使う)の後、宮川町の綺麗どころたちによる「コンチキ音頭」(=写真)、祇園甲部の「雀おどり」、子供たちの鷺踊などを堪能させてもらった。白を基調とした衣装や団扇を手にしていたせいもあるけど、この暑い中、本当に涼しげな踊りでした。
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 八坂神社の舞台でやけに目立つ家田荘子氏奉納の提灯。氏は近畿三十六不動尊霊場会(八坂神社とは関係ないけど)の先達でもあるそう。
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by maruyamamasaki | 2006-07-26 14:49 | 京都市

祇園祭・還幸祭

 「祇園祭で山鉾巡行だけ見て喜んでるのは観光客だけや。その後の、神幸祭や還幸祭をし見なあかん」
 と、大阪時代の職場で歴史に詳しい先輩に言われていたものの、八坂神社から三基の神輿が出発する神幸祭は、暑さに耐えかねて見られず。で、改めて還幸祭だけでもと、京都研究が趣味の別の先輩氏ら3人と見物することに。
 山鉾巡行の日ほどではないにせよ、結構な混雑ぶり。御旅所を神輿が出発するのを見届けて、僕らは乾いた喉を潤しに行ってしまったのでした。
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 お神輿を見ると、祇園祭は本来、八坂神社の祭礼なのだとつくづく感じる
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by maruyamamasaki | 2006-07-26 14:47 | 京都市

特別展覧会「美のかけはし」

 7月15日(土)
 FBUNKAの仲間で今はアメリカで研究生活を送っているU氏が一時帰国しているのを機に、祇園祭の宵々山であるこの日、メンバーが新町通の町家を利用したお店でオフ会を企画してくれた。16日は朝から仕事なのでトンボ帰りですが、海外にいる人と会えるチャンスは滅多にないから参加することに。
 せっかく上洛するのだから、祇園祭以外のイベントはないかと探したら、京都国立博物館で開館110周年を記念した特別展覧会「美のかけはし」が始まっており、日中の暑さしのぎを兼ねて見学してみました。
 湛慶作の千手観音立像あり、雪舟筆の天橋立図あり、坂本竜馬の手紙もあれば豊臣秀吉像もあるという、脈絡はつきにくいけど、京博の収蔵品や寄託品の奥深さを実感させられる展示です。僕のような学校の教科書レベルミーハーには、こうして幅広く目にすることができる機会はありがたい。
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 ちょっと残念だったのは、「源頼朝像(というか足利直義かもしれない像)」=写真=が後期(8月8−27日)展示で見られなかったこと。教科書レベルでは一番ホットな絵だけに、一度実物を眺めたかったのですが。
 もっとも、前期展示の目玉である俵屋宗達筆「風神雷神図屏風」を初めて見ることができたから、よしとせねば。
 ところで、この雷神様なんですが、よく見るとどうも違和感があります。しばらく見ているうちにわかったのですが、前方に伸ばしている左手が、親指と思われる指の位置からすると右手にしか見えないのです。右腕の手はちゃんと右手らしく描かれているから、この雷神様は親指が対向していないようなのです。ご覧になりたい方はこちらのページにある雷神の画像をクリックしてみてください。
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by maruyamamasaki | 2006-07-16 21:38 | 京都市

宵々山オフ会

a0010524_20382234.jpg 7月15日(土)
 午後4時頃、京都国立博物館を出て、七条駅から京阪電車に乗り四条駅で下車。そこから四条通を西へぶらぶら散歩しながら、途中のジュンク堂で帰りの新幹線で読む本を買おう。後は山鉾の写真でも撮って、7時からのオフ会で乾ききった喉をビールで潤し、尽きぬ話題を拝聴する。
 何という完璧なプランだろう、我ながら。
 しかし、思いがけず長かった夕立のせいで、ジュンク堂を出てからの雨宿りが1時間以上に及んでしまい、山鉾巡りどころではなくなってしまった。長刀鉾をちょっと撮っただけ(=写真)で、急いで地下鉄の四条駅から御池駅に向かう。
 それにしても、二つの「四条」駅が東西2キロ近くも離れているとはややこしい。在阪当時はちっとも気にしてなかったのに、離れてみると今更ながら気になるものです。「五条」駅もそう。
 本日のメーンイベントのオフ会は参加者9人。男性5人、女性4人、うち宵々山にふさわしい浴衣姿がそれぞれ1人ずつ。元はといえばパソコン通信上で知り合っただけなのに、どうしてこう話が尽きないのか不思議なほどです。
 東京行きの最終の「のぞみ」が9時32分に京都駅発なので、後ろ髪を引かれる思いで中座。あとからメンバーの女性がネット上で見せてくれた勢揃いの記念写真が、また町家の階段をうまく利用したカットで、この中に入れなかったのがとっても残念でした。
 
 
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by maruyamamasaki | 2006-07-16 20:38 | 京都市