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「寝ずの番」

 5月1日(月)
 仕事帰りに錦糸町で下車し、楽天地シネマで観た映画。東京での出来事をここに記すのは何だけど、舞台が上方なので、敢えて。
 この映画を観ようと思ったわけは、
 1私かに尊敬している方の日記を読んで少し興味を持った
 2今の職場では現に月3回の「不寝番」勤務があり、タイトルに親近感が湧いた
 3入場料の安い「映画の日」を無駄にしたくなかった
の三つ。多くを期待してはいなかったのですが、これがまた実によかったのでした。
 「寝ずの番」とはお通夜の晩を故人の側で過ごす人のこと。上方落語の重鎮である噺家の今際の際に始まり、その寝ずの番をする家族や弟子たちが繰り広げる四方山話が、エッチなことばかりでとにかく爆笑の連続。それでいて、ただ面白かっただけの話になっていないのが流石。個人的には、上方暮らしのおかげで会話に出てくる地名がどこだかわかるのもよかったです。
 ちょい役は大スターばかりで、メーンキャストは皆芸達者。それにしても、表面的には下品に徹したこの映画に出ることに、ためらいはなかったのでしょうか。
 思い出すのは、在阪当時、何度か京都を案内してもらった静岡在住のMさんと、下北沢・本多劇場で加藤健一主演のコメディーを観た時のこと。加藤氏と懇意のMさんに連れられ、楽屋でお会いした加藤氏は、「『審判』のようなシリアスな芝居ばかりが続くと、無性にコメディーをやりたくなるんですよ」とおっしゃっていました。
 キャストの皆さん、どっかしらこうした心境があったのかなあ。
 「寝ずの番」公式サイトはこちらですが、アクセスするとすぐに音声入りの予告編が始まります。くれぐれも勤務先やご家族のいる場所などでご覧にならぬよう。 この忠告を無視していかなる損害が生じたとしても、それは自己責任ですよ。
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 映画で語られるエピソードに出てくる「桜宮(さくらのみや)」は大阪市内を流れる大川の東岸で、ラブホテルが多い(=写真、2005年4月撮影)。本来は文字通りの桜の名所。のどかな雰囲気はFromOSAKA 通り抜け番外編~大川沿いの春景で感じられます。
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by maruyamamasaki | 2006-05-02 01:07 | 関西の小説と映画