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初雪

 12月31日(金)
 「暖冬だなあ」
 「御堂筋の銀杏なんか、まだ黄色いままやで」
などと話していたのが、一晩明けたら初雪。みぞれがそのうち雪だけになり、午前10時過ぎには、自宅の窓から見える屋根がうっすらと白くなっていた。
 大晦日の今日は夕方から勤務。こりゃ出て行くのが億劫だなあと思っていたら、11時頃には雪はやんだ。しかし、正午前で気温は1・4度。岩手時代を思えばどうってことはないけど、でも最後の最後まで微々たる災いがつきまとってくれる年だったことよ。
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 去年の今頃までは「大阪は雪が降らない」って話を信じきっていたんですが・・・。
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by maruyamamasaki | 2004-12-31 12:12 | 大阪市

壬生義士伝

 12月30日(木)
 友人との忘年会に暗雲。紀宮さまの婚約発表、被害拡大がとどまらないインド洋津波、奈良の女児誘拐殺人事件の容疑者逮捕と大きな記事が多く、午後には休みの僕にも「お呼ばれ」がかかった。
 秋以降3度も飲み会の中止やドタキャンをした相手だけに、4度目ともなると・・・。勝手ながら忙しさがピークになる直前の午後8時まで出社を待ってもらうことにし、予定通り、午後5時過ぎから天満の韓国料理で一杯。烏龍茶で四方山話に耽っていると、武士の情けでお呼ばれは解除となった。ありがたいことながら、忘年会自体は気が抜けてしまい、午後9時前に解散。
 帰宅すると、ちょうど映画「壬生義士伝」が始まったところ。映画より前に作られたテレビ東京の12時間ドラマの出来がよかったのに加え、東京出身の主演・中井貴一がちゃんとした岩手弁を使いこなせるのか疑わしいこともあって、映画は見送っていたのでした。
 しかし、見始めてびっくり。「山南さん、何で喀血してんの?」「芹沢さん、あんた粛清されたんじゃなかったっけ?」といった具合に、「新選組!」に出ていた俳優さんが役どころを変えて登場してるんですから。逆か。「新選組!」の源さんの最期は、この映画のパクリとは言わないけど、明らかに影響を受けてますね。
 中井貴一もさすがで、ちゃんと岩手弁を使いこなしていました。元岩手県民としては喜ばしい限り。12時間ドラマがラストシーンで大ミス(下り東北本線の進行方向右側の窓から岩手山を眺めていた=左側からしか絶対に見えません)をやらかしただけに、そうした明白な破綻が見受けられなかったのは何よりです。
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 新選組が最初に屯所とした壬生・八木家旧宅。内部はほぼ当時のままだそうです
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by maruyamamasaki | 2004-12-31 01:11 | 関西の小説と映画

復活の日

a0010524_22202710.jpg 12月29日(水)
 大阪は朝から雨でしたが、東京は大雪だとか。寒さも一気に本格化ですが、今月初めに書いた灯油ポリタンクの色について、高校時代の友人から、貴重な示唆をいただきました。日経新聞のサイト内にある「食べもの日本地図」というコーナーで、ポリタンクの都道府県別色分布の調査が出ており、おおむね「東は赤、西は青」と分かれています。詳しくはこちらで。
 天気も天気だし、今日は大掃除。狭い部屋でもソファを動かして隅々まで掃除機をかけて雑巾がけなどをすると、結局一日仕事。
 CATVで角川映画の特集をしており、今夜は「復活の日」。こういう謀略系の映画は最近、あまりオンエアされないので貴重です。昔は年末年始の深夜の楽しみでしたけど。

 (巨大メカ・ナメクジ、とは美的センスゼロの小生の感想=国立国際美術館@中之島)
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by maruyamamasaki | 2004-12-29 23:09 | 大阪市

バウムクーヘン

 12月28日(火)
 インド洋津波の邦人の安否確認が進みそうもなく、隊長から保釈の許しを得て午前10時過ぎ、来阪した元出向仲間M氏と久しぶりに再会。「大阪らしく、朝から飲もうじゃないか」とお互いに息巻いていたものの、M氏は連夜の酒宴でグロッキー気味、僕も勤務の関係で3時間半ぐらいしか眠っておらず、おとなしくアルコール抜きとなった。
 M氏は午後イチで帰京するため、思い出の大阪の味をと、「はがくれ」へ直行。11時過ぎではさすがに行列もなく、すんなりと生醤油うどん定食をいただく。たまたま店長が不在だったので、リラックスして?味わえた。
 「はがくれ」に向かう途中、M氏が阪神百貨店の「CLUB HARIE」という店のバウムクーヘンを家族へのお土産に買っていた。在阪当時から好評のお土産だそうだ。1/4カット(525円)も売っており、M氏と別れた後、僕も買ってみた。
 バウムクーヘンなんて20年以上食べていないと思う。チビの頃はものすごく好きだったけど、本来の丸いタイプではなく、直方体にカットされた一口サイズの安いやつでした。
 で、その1/4カットを食してみると、子供の頃の好物とはテクスチャー(歯ごたえなどを含む食感)からして違います。同じ讃岐うどんを称していても「はがくれ」と東京のそれとは全くの別物ですが、そこまでの差はないにせよ、似て非なるものではありました。1/4カットの半分を食べただけでかなり腹が膨らみましたが、そのわけはこちらにて。
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 一つ前の日記「ウォールタペストリー」の舞台、中之島図書館の正面玄関。ここをあんな具合に見せるのだから、賑わうのも当然?
 
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by maruyamamasaki | 2004-12-28 17:56 | 大阪市

ウォールタペストリー

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 勤務の都合で、必見との評判が高い中之島図書館のウォールタペストリーを見られるのは、1年で最も外に出たくない今晩しかありません。
 「やめるか」「いや、今回を逃したらもう来年はないんだ」「寒いし」「どっちみち外でメシ食わなきゃならんし」「眠い」「エグザス行ってないから運動不足だろ」
 低レベルな葛藤を20分近く繰り返した末、6時半過ぎに自宅を出て歩くこと20分ちょっと。さすがクリスマスイブ、中之島のイルミネーション・ストリートは相当混雑していた。当然、ウォールタペストリーを観るのを待つ人も百人単位。三脚なんか持ってきたら大顰蹙でした。
 暗がりで列らしい列ができていないのをいいことに、適当に紛れ込んで7時半からの回を観る。約10分間、音楽に合わせてクラッシックな図書館中央玄関の壁に光の模様を浮かび上がらせるイベントができるのは、街中にこんな近代建築が残っている大阪ならではです。
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by maruyamamasaki | 2004-12-24 23:50 | 大阪市

忘年会の雑踏

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 上司の一人(職場で僕は下から2番目で、半分以上は上司です)と、たまたま旧知でこの上司と仲良しの先輩と、梅田に繰り出す。忘年会シーズンの休日前、いつも賑わっている地下街「ホワイティうめだ」も、これほど人がいるのを見たことがないほど。
 2軒立て続けに満席で入れず、3軒目でようやく座れた。胡麻焼酎をロック、水割り、お湯割りと、めいめい勝手に飲みながら、四方山話の尽きない我々おっさん3匹の後ろでは、姉ちゃん4人組が鍋をつついていた。
 何かこう、世の中具合よくできてはおらんと、身勝手な思いに囚われつつその店を出た後、上司ともう1軒、串カツ屋の暖簾をくぐってしまったのでした。


(和紙製のツリー、全体像は収めきれず@梅田・イーマビル)
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by maruyamamasaki | 2004-12-23 15:04 | 大阪市

吉例顔見世興行

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 12月21日(火)
 平日休みを利して、南座・顔見世興行(昼の部)を見物。海老蔵襲名披露と團十郎の復帰が重なっただけに、職場の通によれば「チケットが取れない」人気なのですが、OMCカードのチケットサービスで今月初めに申し込んだら、あっさり取れた。1等席23000円。
 團十郎と海老蔵のまねき(庵看板)が同時に掲げられる(=写真、右上と左下)のは顔見世史上初めてという珍しさがあってこそ、大枚を投じてしまったのですが、10年来、歌舞伎を観ていない人間にとって、それほどの価値があるのか。
 着いてみたら、席は最前列で花道沿いの角。舞台と花道が「T」の字状になってる所の左側でした。おおむね右を向いていないといけないし、役者が花道を通るとほこりっぽいし、ここで見得を切る時は後ろ姿だし、いい席なんだかどうかわかりゃしません。
 しかし、です。面白かった。イヤホンガイドを借りなくったって、どの演目も話の筋はほぼ理解できるし、役者の表情やしぐさがよく見えるってのは、本当にいいもんでした。「箱根霊験誓仇討」の、極悪人がうでづくで捕まえた女の帯が解ける場面で、糸の切れる音まで聞こえるリアルさ?ったらないですね。
 お昼は、なじみになった南座裏の「千登利亭」さんに鯖寿司を届けてもらい、午後の「暫」「身替座禅」「お祭り」を楽しむ。海老蔵、というよりちょっと前までの新之助には、変な「宮本武蔵」の印象などもあって、あまり好感を持ってませんでした。今度の襲名だって話題先行じゃないのかとさえ思っていたのですが、実際に観ると存在感がありますねぇ。ど素人なりに、海老蔵の名跡を継ぐのを納得させられた感じです。
 口上は夜の部だけですが、父子共演の「お祭り」の中でもパリ公演で受けたフランス語での襲名挨拶をやってくれるなど、サービス満点でした。「身替座禅」も菊五郎、左團次、仁左衛門の見事な掛け合いで、大いに笑えたし。
 一度、ああいう席で観てしまうと、後ろの席じゃ満足できなくなるだろうな。身の程知らずな贅沢を覚えてしまったもんです。 
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 中央の頭が團十郎、左の若鳶が海老蔵、右の芸者は文化勲章受章の雀右衛門と、「お祭り」はおめでた尽くしだった
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by maruyamamasaki | 2004-12-21 18:46 | 京都市

年賀状

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 先月早々に年賀はがきは買ったものの、今に至るも手つかずのまま。泊まり明けの今日、一気に作っちゃおうと思ったのですが、年に一度しか使わない「宛名職人」なんか、どう使うんだかよくわかりません。
 去年の年賀状を見て「俺、どうして、こんなのが作れたんだろ」と、妙な感心をしてる始末。マニュアルを引っ張り出し、それより住所録の点検が先か、などと手間の悪いことをしているうちに、今年いただいた年賀状などで住所変更などをするのをすっかり忘れていたのが判明。
 結局、住所変更などの点検が夕方までかかり、中之島図書館のウォール・タペストリーの見物に行く気力が失せてしまったのでした。でも、雨が降り出していたから、どっちみち断念せざるを得なかったか。


 (ツリーは外の方が雰囲気がある@近鉄・阿部野橋駅前)
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by maruyamamasaki | 2004-12-20 22:22

よみがえる兵庫津

 12月17日(金)
 神戸港が明治維新以降に発達したのに対し、それ以前の時代、つまり司馬遼太郎が「菜の花の沖」で描いた高田屋嘉兵衛らの活躍の拠点は、神戸港よりもうちょっと南西にあった兵庫津でした。戦国時代から江戸時代にかけて発達したこの港湾都市の歴史に光を当てた「よみがえる兵庫津」を、神戸市立博物館で見学。入場料600円。
 どちらかというと、文化や生活の様子に重きが置かれており、北前船などの交易や兵庫津での商いに関してはやや手薄な印象です。「なにわの海の時空館」や「大阪府立歴史博物館」に比べるのは酷かもしれませんが、港町の賑わいぶりをもっと強調するデータなどが見たかったですね。賑わいの結果として、相撲の興行や雨乞い祭りがあったのも、それなりに重要なのはわかりますが。
 素人目に興味深かったのは、高田屋嘉兵衛が自前の巨船「辰悦丸」の模型を神社に奉納しており、その模型の写真が展示されていたこと。模型そのものは焼失したものの、あの写真があればこそ、「菜の花の沖」での辰悦丸の描写が具体的だったのだと納得。
 神戸市立博物館は、ルミナリエ会場のすぐ近くにあります。この展覧会を17時(金曜日は19時)の閉館ぎりぎりまで見てルミナリエ会場に紛れ込めば、感動の点灯シーンを労せずに見られます。
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 ルミナリエの玄関・フロントーネが輝いた一瞬。この後、ガレリア全体が点灯した。
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by maruyamamasaki | 2004-12-17 23:55 | 神戸市

「壱岐・対馬の道」

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 「もう読んだのに間違えて買っちゃったから」という友人から譲り受けた、司馬遼太郎の「街道をゆく」シリーズ2冊のうちの1冊。もう1冊の「叡山の諸道」は、先月下旬の坂本行の前に読みましたが、こちらはなかなか手か伸びずにいたのでした。
 「旅する巨人」で、宮本常一氏が対馬の調査で大きな成果を挙げていたのを知り、俄然意欲が沸いて続けざまに読んだ次第。本書で宮本氏に触れているのは終盤の1−2頁に過ぎませんが、ここを読むと「菜の花の沖」などで宮本氏の漁業に関する業績を参考にしたことが察せられます。
 それにしても、たまたま目についた「雄気堂々」からあれこれ読み進んだ末、偶然手にすることになった本書まで一連の関心に乗ってくるとは。我ながら不思議な「渋沢シリーズ」でした。

 (この冬のイルミネーションは青色LEDが目立つ@なんばパークス)
 
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by maruyamamasaki | 2004-12-16 21:02