カテゴリ:神戸市( 16 )

有馬温泉行

a0010524_16554091.jpg 12月12日(日)
 実のところ、今日の一日で御曹司(しつこいので、この後はE氏とします)をどこに案内したらいいのか、良いアイデアが浮かびませんでした。
 ところが、前日に駅の広告看板に「有馬温泉」の文字を見つけたE氏に「ここから時間かかるの?」と聞かれ、「1時間ちょっとかな」と答えると、E氏は「じゃ、行ってみたいな」と言い出したのです。
 月曜日も公休の僕と違い、E氏は仕事なので、夕方には帰京する新幹線を選んでおいたのですが、「遅くなっても構わない」のだそう。だったら、ということで僕としても久しぶりの有馬温泉へ。
 この時は、この判断が後で大きな意味を持ったことなどつゆ知らず、でしたけど。
 遅起きして、いったん梅田の「はがくれ」にE氏を連れて行ったものの、日曜日は休みで空振り。別のうどん屋でブランチとし、有馬・六甲周遊1dayパス(2500円)を買って阪急ー神戸市営地下鉄ー北神急行ー神戸電鉄と乗り継いで、有馬温泉へ。
 このパスでは「金の湯」か「銀の湯」のどちらかに無料で入れますが、「金の湯」は改装中のため、またもや空振り。温泉寺(=写真)を参拝したりしながら「銀の湯」に辿り着き、混雑をものともせずに中へ。
 湯はちょっと熱め。3分も浸かっているとかなり汗が出てきます。効能には「筋肉痛」も含まれており、ギックリ腰に悩まされるE氏には少しは気休めになったでしょうか。
 僕らの後にもどんどん来場者があり、ただでさえ狭い脱衣場はごった返すよう。温泉そのものよりも、脱衣場でかいた汗の方が多かったかもしれないと思うほどでした。
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by maruyamamasaki | 2010-12-12 22:52 | 神戸市

神戸ルミナリエ2010

 12月12日(日)
 銀の湯を出て、タダ券をもらった太閤の湯殿館(温泉寺境内)に入ってみました。率直に言って、お金(入場料200円)を払って入った人はかなり怒るんじゃないでしょうか。あの程度の展示で有料では誰も入らないだろうし、神戸市に事業仕分けがあったら即廃止判定じゃなかろうかと思われます。
 ノドがカラカラのため、お好み焼き屋さん(名前失念)に入ってビールを注文。客は手出しをしなくていい関西式のお好み焼きはE氏には珍しい様子でした。熱い鉄板の前、iPatで買った阪神ジュベナリルフィリーズの「鉄板」馬券は、残念ながら崩れてしまって惨敗を喫してしまった。若い女は気まぐれだ。(有馬の仇は有馬記念で)と、またくだらないことを思いついたけど、恥ずかしいので口にせず。
 前は天麩羅(=いわゆる薩摩揚げのこと)を売っている店がもっとあった覚えがあるのに、なかなか見つからない。駅に向かう途中でようやく見つけ、アナゴ天を頬張る。こうじゃないと、有馬温泉って気分が出ないんですよね〜。
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 再び三宮に戻ったのは17時半頃。ここまで来ていながら、ルミナリエ抜きで帰るのはやはりもったいない。といって、1時間も行列する気にもなれません。ここは三宮にいる利を生かし、東遊園地へ直行することでE氏を無理矢理引っ張っていくことに。フロントーネやガレリアを見ることさえ目をつぶれば、日曜日といえども待ちくたびれたりせずに済むのです。
 「1・17希望の灯り」前で手を合わせている人がおり、ルミナリエが観光と商売の行事にしか見えなかったE氏にも、わずかといえども鎮魂色が残っていることはわかってもらえたと思います。
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 神戸市役所24階からも見ることができ、これはこれで満足です。で、帰京すべく、新大阪駅に着いたのですが、新幹線の切符売り場は馬鹿に人が多いし、改札の近くでは駅員に指定席券の扱いについて質問しているグループもいました。
 そう、15時頃に一時運転見合わせとなった影響がまだ残っていたのです。結果的に、僕らは19時台ののぞみ自由席に隣り合って座ることができ、品川に定刻通り到着することができました。
 でも、もし指定席を取っていた14時台ののぞみに乗っていたら…。
 時間が時間だけに、1時間以上の遅れを強いられたのは間違いなく、そうしたら楽しい旅の雰囲気など吹っ飛んでしまったはず。
 それだけに、有馬温泉に行き、ビールを飲み、ルミナリエを見物してストレスもなく帰ることができたこと自体が、僥倖と思えてなりません。
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by maruyamamasaki | 2010-12-12 22:40 | 神戸市

第14回神戸ルミナリエ

a0010524_19513824.jpg そもそも今の時期に盟友を大阪行に誘ったのは、寒い季節の方が食べ物がおいしいこともあるけど、やはり神戸ルミナリエを見てほしかったから。
 冬の夜を光で飾るイベントはどこでもやっている。でも、光で飾ることに強い意味を持っているのは、全国広しと言えども神戸ルミナリエだけだろう。僕とて初めて来た時は全くの観光イベントとしか思っていませんでした。今でもまあそうですけど、それでも鎮魂と復興への希望を託していることを少しは認識しているつもりです。
 堅い話はともかく、6時半過ぎにJR元町駅付近に着くと、平日なのに「60分待ち」の表示が目に飛び込んで来た。日中が暖かかったせいか、あまり寒くなさそうな夜にやって来た人々が多かったのかもしれない。実際はフロントーネ(光の門)に辿り着くまで30分程度でしたが。
 好き好きの問題ですから、いろいろと意見はあるでしょうけど、配色というか色のバランスから受ける印象は、これまでに見た4回(少ない…)の中では今回が最もよかったように思います。たぶん、予算などの面から、使っている電球の数などはここ6回の間でもだいぶ減ってはいるのでしょうけど。
a0010524_20184192.jpg 2年ぶりに来てびっくりしたのは、サンタクロースの帽子をかぶってルミナリエ募金を呼びかける女性があちこちに立っていたこと。去年はいざしらず、一昨年までは見たことがなかった光景です。
 毎年のように打ち切りがささやかれてはいたけど、今回はよほど深刻だったとみえる。観光客が押し寄せるのはいいけど、波及効果は期待したほどではないとか、中心部の道路が通行止めになって地元住民には迷惑だとか、「一定の役割を終えた」論がたぶん強まっているのでしょう。
 その際たるものが資金問題なのだろうし、はかばかしい成果がなければおしまいって最後通牒?があればこそ、今回の募金連呼だったのかもしれません。
 ともかくも存続を願う外野の人間としては、貧者の一灯を捧げるしかなく、ほんのささやかな額を投じてきました。
 
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by maruyamamasaki | 2008-12-10 21:49 | 神戸市

光の旅−その2 神戸ルミナリエ

 神戸ルミナリエを見に行く。今年のテーマは「空の魅惑」。
 終盤ながら平日のせいか、1−2か所で渋滞はあったけど、概ね順調に流れていた。元町駅前からフロントーネにたどり着くのに30分はかからなかったと思う。
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 ルミナリエ見物は今年で3度目ですが、その中では今年のフロントーネのデザインが一番気に入りました。
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 フロントーネから始まるガレリアに入る時は、何度来てもわくわくしてしまう。我ながら、いい歳をして。
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 「この光の回廊がどこまでも続いていたらいいのに」
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 と思いつつ、ガレリアの終点、21基目のアーチが見えてくると、その向こうにスパッリエーラが目に飛び込んでくる。どんなデザインなのか、期待が膨らむ瞬間。
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 スパッリエーラのほぼ全貌が見える辺り。写真を撮る人たちのシルエットが面白く写る場所でもあります。
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 内側に入ってみる。正面にカッサ・アルモニカ(光の記念堂)を見るとこんな感じ。
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 左へ90度向きを変えて見る。(左右がちと切れてしまいました・・・)
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 さらに左へ90度。カッサ・アルモニカから見たスパッリエーラの内側。
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 残る正面右側のデザイン。(これも左右が切れてたか)
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 カッサ・アルモニカの下にはルミナリエ募金箱。投げ入れたお金が小さなベルに当たると、ちょっといい響きの音がします。
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 やはり必ず見ておきたい「1.17希望の灯り」。追悼と復興を願うガス灯のモミュメント越しに、ソロピースを見る。
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 最後は神戸市役所24階展望台から、スパッリエーラとソロピースの全体像を見下ろす。
 大阪在住時と同様、全くのワンパターン見物でした。来たタイミングの問題なのか、今回は追悼を感じさせる場面に出会えなかったのが、ちょっと残念ではありました。
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by maruyamamasaki | 2006-12-22 22:48 | 神戸市

竹中大工道具館

 7月25日(火)
 本日のメーンイベント・天神祭の陸渡御は夕方から。始まるまでの時間を利用して、神戸市にある竹中大工道具館を訪れることにした。
 在阪当時、ここは文化面の知恵袋だったM氏が強く推奨してくれて、行こう行こうと思いながら、行きそびれてしまったのでした。今回は思いつきだったので、所在地もわからなかったのですが、確か三宮駅から北西に歩いて15分ぐらいだったはず。途中、コンビニでガムを買いつつ神戸観光ガイドをさっと立ち読みし、兵庫県庁近くにある当館へたどり着いた。
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 この通り、シンプルを通り越して素っ気ないくらいの外観。でも、「日本建築を支えてきた大工道具を収集、保存して工匠の精神と技術を後世に伝える」という目的がはっきりしているので、展示や解説はなかなか充実しています。
 法隆寺の伽藍を建てるのに使われた大工道具が、鋸や鑿など6種類ぐらいしかなかったと言われると、今更ながら驚かずにはいられません。この大工道具館の建物がシンプルなのも、僅かな道具で壮麗な寺院を造った大工たちの精神を受け継いで、「見かけはあっさり、中身は充実」を表そうとしているのかも。
 大工道具の展示のみならず、その作り方や使い方を紹介したビデオが豊富なのもいいところ。でも。全部見ようとしたら、一日じゃ足らないかもしれません。
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by maruyamamasaki | 2006-07-26 15:05 | 神戸市

御影散歩

 10月24日(月)
 雲一つない青空。夕方の出社までの時間がもったいなくなり、神戸・御影地区へ出かけた。東灘アートマンスというイベントが開かれており、この一帯にある美術館を割安に見学できるのです。
 まず阪急・御影駅の南東にある香雪美術館へ。下の写真は入口に向かう道ですが、石垣の塀のまた長いこと。
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 この塀で囲まれた敷地は甲子園球場並の面積。美術館はまさしく一角にあります。
 そもそも、このお屋敷は朝日新聞の創業者・村山龍平氏のお宅。個人宅でこんなに延々と続く塀を見たのは初めてです。美術館は龍平氏らのコレクションを展示する施設とのこと。
 12月18日までの秋季展で、藤原俊成・定家、小堀遠州らの書や、香合、香炉などを展示していました。俊成や定家が自ら詠んだ和歌を記した書だけに、貴重さは十分にわかるのですが、いかんせん達筆すぎて読めないのが難点。
 「立ち食いのブタ丼」と書いてあるようにしか見えないのが、「立ち帰る 春の色」だっていうんですから、僕に展示について何か語る資格なぞありません。
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by maruyamamasaki | 2005-10-24 15:33 | 神戸市

豊雲記念館

 10月24日(月)
 香雪美術館、というか村山邸を一回りして阪急の踏切を渡り、北へ御影の坂を上る。目指すは白鶴美術館でしたが、着いたら休館日。月曜日じゃ仕方ないか。
 それにしても、春に行ったヨドコウ迎賓館(旧山邑家)といいここといい、海を見下ろす眺めの何と素晴らしい場所を選んでいることか。
 来た道を引き返し、御影駅に戻る手前に豊雲記念館が開いているのを発見。アンデス関係のコレクションと聞いてもそれほど興味は湧かなかったけど、折角近くに来たんだから入ってみることに。これが案外、楽しかったのでした。
 仮面や人形像など、原始的な香りの漂う南米の美術品を集めたのは、いけばな小原流三世家元・小原豊雲氏。地球の裏側にあった異次元の文化からの刺激を、いけばな作品創造の力にしていたとは。
 ここのいい所は、出来る限り多くの所蔵品を見せようとする姿勢です。古い染織品が多いだけに常時、光に当たっていると退色してしまう恐れがあります。そこで、展示ケースに布カバーを掛けながらも「自由にカバーを取ってご覧下さい」とあったり、大判の地図や設計図を収納するようなケースを使って引き出しを開けば各種のテキスタイルを見られたりする工夫をしています。館員の方も親切で、気持ちよく見学することができました。
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 豊雲記念館前庭のベンチは「縁の下の力持ち」をかたどるなどユーモアがきいている
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by maruyamamasaki | 2005-10-24 15:32 | 神戸市

植物画世界の至宝展

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 9月4日(日)
 絵を描くのは苦手中の苦手だし、鑑賞眼なんざありません。どんなジャンルの絵が好きかというと、植物画(図鑑の絵みたいなの)とトリックアート(エッシャーとか、福田繁雄氏とか)ぐらい。
 でも、もし「好きな名画を1枚、タダでもらえる」なんて話があったら、僕は小磯良平画伯の作品を選びます。彼の絵に詳しいわけではなく、何となく好きだって程度です。
 神戸・六甲アイランドにある市立小磯記念美術館で「植物画世界の至宝展」が開かれており、最終日の今日は出勤前に何としても見に行こうと思っていました。折良く、文化面での知恵袋になっていただいているM氏夫妻から三宮で昼食のお誘いがあり、待ち合わせまでの間に見学することに。
 小磯記念美術館での植物画展という、僕にとっては実に好都合な組み合わせが実現していたのは、小磯画伯が武田薬品工業の機関誌(社報?)の表紙に、薬用植物画を描いていたのに由来するとのこと。美しい女性の肖像画ばかりじゃなかったんですね。
 小磯画伯の作品はもちろん、欧米の植物画も、色使いから何からどことなく日本画(植物を題材にしたもの)に近い印象があるのが、親しみを感じる理由かもしれません。こういう高度な展開を語れないのが、我ながら残念ですが。
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by maruyamamasaki | 2005-09-04 20:10 | 神戸市

ベルリンの至宝展

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 9月1日(木)
 会社の先輩氏ご推奨の「ベルリンの至宝展」を見に、お昼から神戸市立博物館へ。暑さが厳しい間は外歩きより展覧会です。
 もう10年来、海外へは行っておらず、ドイツを訪れたのもほぼ20年前。当時は東西分裂中で、ベルリンへ行くのは少々ややこしかったのでした。そんな事情もあって、ベルリンに世界有数のコレクションを誇る「博物館島」なるものがあることさえ知りませんでした。
 神戸市立博物館は3度目ですが、ここの展示は絵などをガラスケースにあまり入れないのが素晴らしい。素人向けの目玉であるボッティチェリの「ヴィーナス」なんかも、その気になれば触れるのに、「触らないで」とも書かれていません。見張りは結構いますが。
 個人的なお気に入りは、博物館島で最初に建てられた旧博物館を設計した建築家シンケルが描いた「山からのイタリアの眺め」。10センチぐらいまで接近すると、大作の絵の中に「こんな所に人がいるんだ」とか気づくことがあり、なかなか楽しいものでした。
 平日でさほど込んでおらず、1時間もあれば見終わるかと思っていたら、2時間近くかかりました。10月10日まで。
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by maruyamamasaki | 2005-09-02 02:55 | 神戸市

よみがえる兵庫津

 12月17日(金)
 神戸港が明治維新以降に発達したのに対し、それ以前の時代、つまり司馬遼太郎が「菜の花の沖」で描いた高田屋嘉兵衛らの活躍の拠点は、神戸港よりもうちょっと南西にあった兵庫津でした。戦国時代から江戸時代にかけて発達したこの港湾都市の歴史に光を当てた「よみがえる兵庫津」を、神戸市立博物館で見学。入場料600円。
 どちらかというと、文化や生活の様子に重きが置かれており、北前船などの交易や兵庫津での商いに関してはやや手薄な印象です。「なにわの海の時空館」や「大阪府立歴史博物館」に比べるのは酷かもしれませんが、港町の賑わいぶりをもっと強調するデータなどが見たかったですね。賑わいの結果として、相撲の興行や雨乞い祭りがあったのも、それなりに重要なのはわかりますが。
 素人目に興味深かったのは、高田屋嘉兵衛が自前の巨船「辰悦丸」の模型を神社に奉納しており、その模型の写真が展示されていたこと。模型そのものは焼失したものの、あの写真があればこそ、「菜の花の沖」での辰悦丸の描写が具体的だったのだと納得。
 神戸市立博物館は、ルミナリエ会場のすぐ近くにあります。この展覧会を17時(金曜日は19時)の閉館ぎりぎりまで見てルミナリエ会場に紛れ込めば、感動の点灯シーンを労せずに見られます。
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 ルミナリエの玄関・フロントーネが輝いた一瞬。この後、ガレリア全体が点灯した。
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by maruyamamasaki | 2004-12-17 23:55 | 神戸市