カテゴリ:滋賀県( 17 )

仕舞と歌舞伎舞踊

 3月24日(土)
 大津市伝統芸能会館へ表題の企画を観に行く。大阪に転勤したばかりのころ、初めて狂言を観た時のイベント会社のメールにつられて申し込んだのだけど、能の上演とトークだと思い込んでいたら、実際は能面をつけずに一場面を演じる仕舞とトークだった。
 勘違いはともかく、初心者の僕にはとても興味深い中身でした。トークは歌舞伎役者の片岡進之介丈と、観世流シテ方の赤松禎英師。
 能については在阪当時、大阪市の講座で勉強したことがありますが、肝心なことはまだまだ知らないのを痛感。例えば、多くの演劇が一定期間にわたって同じ演目を公演するのに対し、能は一日しか上演しないこと。それでいて、シテ方や囃子方が一緒にリハーサルするのは一度くらいしかなく、いわば常にぶっつけ本番なのだそうです。
 能面をつけると、あの細い目穴ではほとんど視界が遮られてしまい、柱との距離で立ち位置を確かめつつ演じると聞きましたが、そのうえぶっつけ本番だとは。能独特の緊張感は、そういうところから生まれているのかもしれません。
a0010524_1439457.jpg
 写真=大津市伝統芸能会館の能舞台は小ぶりで能役者の息遣いまでわかるほどとか
[PR]
by maruyamamasaki | 2007-03-28 14:42 | 滋賀県

三井寺

a0010524_133549.jpg 3月24日(土)
 小雨とはいえ、せっかくだから三井寺を拝観する。
 大阪を去る前、職場の先輩N氏のビートルで琵琶湖を一周した時、三井寺の前を通ったことはありますが、中に入るのは初めて。これといったお目当てはなかったけど、近江八景の一つ「三井の晩鐘」(=写真左上)は見てみたかった。
 「聞いてみたかった」か、本当は。「残したい日本の音風景100選」の一つなんだし。残念ながら夕方5時までは待てなかったので、その響きは味わえなかったけれど、この鐘そのものも「日本三名鐘」に数えられているといい、見られただけでもよしとしましょう。
a0010524_13495378.jpg 三井寺にはもう一つ、由緒のある鐘がありました。人呼んで「弁慶の引き摺り鐘」(=写真左下)。
 一番下の図のような格好で、弁慶がこの鐘を比叡山に引き摺り上げたものの、撞いてみると「イノー、イノー(関西弁で「帰りたい」の意)」と響いたので、怒った弁慶がこの鐘を谷底へ投げ捨ててしまったとのこと。よくわからなかったけど、鐘にはその時の傷が残っているそうです。
 この二つの名鐘は、「引き摺り鐘」が国の重要文化財で、「晩鐘」が滋賀県の指定文化財。知名度としては逆のような気もしますが、「引き摺り鐘」は奈良時代に鋳造された三井寺初代の梵鐘なので、こちらが格上ってことなんでしょう。
a0010524_1494223.jpg

[PR]
by maruyamamasaki | 2007-03-28 13:30 | 滋賀県

京阪電車大津線

 3月24日(土)
 三井寺の境内にはつぼみの膨らんだ桜がいっぱい。1週間後だったらきれいに咲くんだろうなと惜しみつつ、後にした。
 大阪で元の職場の先輩氏と一杯やる約束があり、JR大津駅に出てそのまま大阪に行けば余裕で着くのだけど、どうしても乗ってみたかったのが京阪電車大津線
a0010524_14193363.jpg
 ご覧の通り、三井寺駅から浜大津駅ー上栄町駅にかけては路面電車ですが、その先は普通の電車のように専用軌道を走って山越えをし、最後は京都市営地下鉄に入るという、ほかでは楽しめない車窓風景の変化を眺めてみたかったのでした。
 それはそれで面白かったのですが、大阪へたどり着くのに結構時間がかかり、先輩氏を待たせる失礼をしてしまった。そのバチが当たったのか、翌朝、起きてみると石川県で震度6強の地震が発生。こちらの交通網に影響が出るとまずいので、すっ飛んで帰京する羽目に。勤め先に顔を出し、何をするでもなしに待機しつつ、退社したのは午後10時過ぎでした。やれやれ。
[PR]
by maruyamamasaki | 2007-03-27 14:00 | 滋賀県

琵琶湖一周ドライブ

 11月13日(日)
 同じ当番で泊まり明けだった先輩N氏と、懸案だった琵琶湖一周ドライブをいよいよ実行。電車では一回りしたものの、特に東側は湖岸からかなり離れているので、車で回る方がずっと爽快だろうと期待度は大きい。
 N氏の車はワーゲンのビートル。それも昔のカブトムシ。メキシコではまだこのタイプを作っているそうで、僕も乗るのは初めてです。この時期に決行したのは、紅葉を楽しめるのもさることながら、「夏だとクーラーが効かなくてな」とはN氏の弁。
 少々不安を覚えざるを得ないエンジン音を耳にしながら京都を出発し、比叡山の南麓を抜けて琵琶湖の西岸へ。近江八景の一つ「晩鐘」の三井寺を通って南下し、「晴嵐」の粟津、「秋月」の石山から「瀬田の唐橋」(=写真)でひと休み。
a0010524_1391967.jpg
 新幹線や名神高速道路からわずかに見える琵琶湖は、南端とも言えるこの辺りですが、真の南端はさらに約4K向こう、琵琶湖から流れ出す水量を調整する南郷洗堰です。そこまで行ってから北へ反転、矢橋「帰帆」島を抜けて琵琶湖大橋の手前でまたひと休み。対岸は「落雁」の堅田、ズームをかけて「浮御堂」(=写真)を眺める。
a0010524_13121942.jpg
 琵琶湖大橋を渡って、「暮雪」の比良山地を横目に西岸を北上。運転しているN先輩には申し訳なかったのですが、眠くてたまらない。近江最古の大社「白鬚神社」で睡魔を追い払い、竹生島を右手に眺めつつさらに北上。
 最北端にある賤ヶ岳のそのまた北側にある余呉湖に着いたのが午後3時半頃だったでしょうか。はるけくも来たものかな、ですが、まだ半周しか終わっていません。
 東岸を南下して長浜城、彦根城を通過した頃には完全に日暮れ。近江八幡の水郷風景やヴォーリズ建築などは、暗くてさっぱりわからず。夕食を済ませてさらに車を走らせてもらい、再び琵琶湖大橋を渡って大原、八瀬、修学院を抜け、京都・四条に到着したのは午後9時でした。
 近江八景のうち「夜雨」の唐崎だけがぬけていますが、去年の今頃、盟友tktaku氏の案内で現地を訪ねており、今回のドライブで全部見て回ったことになります。ともかくも、同じ睡眠不足の状態で車を運転し続けていただいたN先輩、どうもありがとうございました。
a0010524_12451080.jpg
 ワカサギ釣りの名所でもある余呉湖北岸から賤ヶ岳を眺める。琵琶湖はそのまた向こう
[PR]
by maruyamamasaki | 2005-11-14 12:49 | 滋賀県

大津祭

 10月9日(日)
 絶好の秋晴れに恵まれた一日。御堂筋パレードは去年見たし、テレビ番組の録画で済ますことにして、今年は大津祭を見物することに。
 ミニ祇園祭かと思っていたら、これが実に面白かったのでした。曳山は13基と多くはありませんが、午後の巡行が始まるまでは1か所に集めて展示されており、見物や撮影は自由。曳山にもそれぞれ独自のからくりが施されており、えびすさんが鯛を釣り上げる(西宮蛭子山)、桃が二つに割れて童子が誕生する(西王母山)といった所作を見せてくれます。
 パンフレットには、巡行中にからくりを演じる場所を「所望」と呼ぶとあるのですが、巡行図にはどこが所望なんだか書いてありません。有料観覧席の近くにいたので、当然そこでは演じてくれるとして、後はどこなのかと思っていたら、人だかりができる場所で止まっては見せてくれます。
 その際、山に乗っている人たちが縁起物の粽(ちまき)や手ぬぐいをバラまくのです。つまり、観衆が粽などを「くれくれ」とはやし立てる場所を「所望」というようでした。僕は縁起物をゲットすることはできなかったけど、二つ三つ獲得している人もいました。
 お祭りには付き物の露店がほとんど出ていなかったのが、ちょっと不思議でした。
a0010524_22271958.jpg
   曳山を見物客が取り囲んでは動く様子は、観光ずれしていないことの表れか
[PR]
by maruyamamasaki | 2005-10-09 22:38 | 滋賀県

醒井探訪

a0010524_19591727.jpg 8月10日(水)
 昨晩の大阪は、間違いなく「この夏一番の寝苦しさ」だったでしょう。家ではエアコンをつけて寝たことのない僕が、ついに禁?を破ったほどだし。
 せっかくの休日、「暑い暑い」と言ってるだけで家から一歩も出ずに食事もカップヌードルでおしまい、では虚しい。天気の崩れやすい昨今、山は雷がおっかないので、「梅花藻が白い絨毯を敷き詰めたように咲く」という噂の滋賀県米原市・醒井(さめがい)へ行くことに。
 これまで柿田川湧水群(静岡県)や忍野八海(山梨県)で見たことがありますが、ほかには浜坂(兵庫県)とここ醒井ぐらいでしか見られないとのこと。冷たい清流のそばに行けば、それなりに涼しかろうと、毎度の如く安直な思いつきです。
 大阪から1時間40分ちょっと、東海道線・醒ケ井駅に着いたのはお昼過ぎ。駅前の「醒井水の宿駅(この2文字で「えき」と読ませる。結構強引)」にある「居醒」のランチバイキングで、腹ごしらえ。1260円とやや高めながら、特産のマスの握り寿司や、冷奴、地元野菜を使った総菜や漬け物、蒸し寿司など、どれもおいしかった。栄養バランスが整うとされる「1日30品目」なんか、この1食で軽くクリアしちゃいます。
 目指す梅花藻の群落は、旧中山道に沿って流れる「地蔵川」にあります。川に手を入れると、水温14度の湧き水はさすがに冷たい。しかし、行けども行けども、見えるのは藻ばかり。肝心の梅花の方は時たま咲いている程度。「何が白い絨毯だよ」と思いつつ、日陰の少ない旧街道の家並みを見て歩いてしまい、涼を求めに来たのが汗だくになる始末。
 同じ道を引き返し、梅花藻がいくらか咲いている「十王水」の分かれ道を、今度はそのまま地蔵川沿いの旧街道を歩いてみた。「西行水」を過ぎてから右折し、地蔵川にかかる橋から見下ろすと、あるじゃないですか、「白い絨毯」が(=写真)。さんざん歩いた後だけに、清涼感もひとしおでした。
 「宿駅」に戻り、電車待ちの間、喫茶「梅花藻」で湧き水を使ったアイスコーヒーを一服。ランチバイキングを食べると、150円のコーヒー割引券をくれるので、200円で済むのが嬉しい。「宿駅」内には7つの湧き水スポットがあり、ペットボトルで持ち帰りました。まず満足の一日。
a0010524_21125637.jpg
梅花藻は水中で梅に似た白い花を咲かせるキンポウゲ科の沈水植物。ピンぼけですみません。
[PR]
by maruyamamasaki | 2005-08-10 21:26 | 滋賀県

長浜城の金箔瓦

a0010524_10351097.jpg 6月26日(日)
 竹生島から長浜港に戻り、目指したのは長浜城。数日前、長浜城遺跡から出土した16世紀後半の瓦に金箔が施されていたことが発表され、NHKのニュースでこの土日に一般公開されると耳にしていたからです。どこでだかは聞き漏らしたけど、当然長浜城だろうと思って向かった次第。
 15分ほど歩いて長浜城に行ってみると、それらしい展示をしている雰囲気がない。受付で聞くと、「金箔瓦は文化財調査センターで展示しています」と、簡単な地図をくれた。僕のようなそそっかしい人が結構いるんでしょうか。
 その地図を手に歩いて行くと、これがとにかく遠かった。バスはないし、ここまで来て引き返すのは悔しいしと、意地になって辿り着いたのでした。素人目にはどうってことのない瓦でしたけど、歴史に思いを巡らせるのは楽しいものです。帰りもバスがなくて大変でしたけど。
 (鯱瓦って、真正面から見るとなかなかとぼけた表情です。出土品は鯱瓦の右隣)
[PR]
by maruyamamasaki | 2005-06-29 11:11 | 滋賀県

竹生島(2)

a0010524_1805117.jpg
 6月26日(日)
 竹生島は、長浜から近いせいか、豊臣秀吉にゆかりのある建物などが多い。いや、秀吉ゆかりのものばかり、と言った方が正しいかもしれません。
 上の写真は、宝厳寺観音堂と都久夫須麻神社を結ぶ「船廊下」(重要文化財)ですが、これは秀吉の御座船「日本丸」の船櫓を利用したと伝えられています。何でお寺と神社が直結しているのかは、よくわかりませんけど。
 この神社の本殿(国宝)も、伏見桃山城の日暮し御殿を移築したとのことだし、ほかにも、秀頼の命を受けた片桐且元が植えた樹齢400年のモチノキなどもあります。一回りするのに1時間もかからないので、石段登りが苦じゃなければ、一見の価値はありそうです。
a0010524_18154632.jpg
 船廊下の一角に張られていた札。そう古くはなさそうだけど、いつ来たんだろう
[PR]
by maruyamamasaki | 2005-06-28 18:17 | 滋賀県

竹生島

 6月26日(日)
 4月に長浜の曵山祭へ行こうとして買った大阪−米原の安売り乗車券が期限切れ寸前だったため、真夏日をものともせずに出かける。どこへ行くかは電車に乗ってから、最初は彦根城、途中で気が変わって余呉湖に。
 ところが、お昼過ぎに新快速の終点、長浜駅に着くと、余呉行きの電車は40分以上も待たなければならない。ふと、構内に張られていたポスターを見ると、長浜港から竹生島へ行く高速艇が出ているのに気づいた。昨日の仕事帰りに一杯やりながら、歴史に詳しい職場の先輩が「一度は行ってみるといい」と薦めてくれた所だ。
 という訳で、結局、竹生島へ行くことに決定。弁財天があることと、伏見桃山城から移築した建物があることぐらいしか知りませんが、琵琶湖を船で遊覧するのも初めてだし、ちと楽しみ。上陸してからの話はこの後で。
a0010524_21495427.jpg
        長浜港を出て25分、目指す竹生島がようやく見えてきた
[PR]
by maruyamamasaki | 2005-06-26 22:21 | 滋賀県

湖北の珍味

 2月14日(月)
 長浜から再び琵琶湖一周に出発したのは午後3時過ぎ。本当はもっとゆっくり見物したかったのですが、長浜のさらに北にある木之本町に立ち寄りたかったのです。
 お目当ては、この町の「つるや」というパン屋さんで売っている「サラダパン」。正月に帰省した時、TBS「噂の東京マガジン」で見て、何かの機会で近くに行ったら買ってみようと思っていたのが実現した次第です。地元を別にすれば、サラダパンの知名度はたぶん関東の方が関西より高いでしょう。
 マーガリンとマヨネーズを塗って刻んだ沢庵を挟んだコッペパン、というのがサラダパンの正体。どうしてまたこういう組み合わせを思いついたのか、不思議ですが、想像とは違ってあまり違和感はありません。絶品、とかいうものではないですけどね。
 「つるや」のパンは多くが1個105円(サラダパンも)で、これはなかなか良心的な価格だと思います。20分程度の滞在ながら、木之本の町並みも観光ずれしてない魅力があって、ここもまた再訪する機会があれば来てみたい所です。琵琶湖一周も順調に進み、帰阪は午後6時半ごろでした。
a0010524_22473371.jpg
 サラダパンともう一つの珍味「鮒ずし」。試食にありがたい小パックは1050円也
[PR]
by maruyamamasaki | 2005-02-18 22:50 | 滋賀県