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「菜の花の沖」で読む浪華丸

 8月30日(月)
 「歴史小説を読む時は、必ず地図帳を横に置いておく」と言う友人がいます。場所の距離感をつかんで読むと面白いんだそうで、柿の種かせんべいしか置いていない僕とは大違いです。
 このことが大事なのは、大阪に来てから痛感したものでした。適塾と懐徳堂がほぼ同時代に隣同士といってもいい場所にあったこと、幕末に志士が身を隠した十津川村(奈良県)は、自動車で行っても京都や大阪からはとてつもなく遠いこと、などなど。
 「なにわの海の時空館」には、いろいろなリーフレットがあって、実に勉強になるのですが、展示されている復元した菱垣廻船「浪華丸」については、まとまった資料がありません。で、「菜の花の沖」(司馬遼太郎)や時空館の展示資料を参考にしたアルバムなんぞを作ってみました。
 台風接近で外へ出られないと、やっていられるのはこんな暇つぶしぐらいです。

「菜の花の沖」で読む浪華丸_a0010524_1191286.jpg

        構造美も楽しめる時空館のガラス張りドーム
by maruyamamasaki | 2004-08-31 01:19 | 大阪市


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