「御堂筋から」

 7月25日(火)
 竹中大工道具館でもらったパンフレット類に、竹中工務店設計部の代表作などを集めた「御堂筋から」という展覧会(入場無料)の案内があった。場所は竹中工務店大阪本店、大阪市営地下鉄本町駅の近く。となると、お昼は会場から遠くない心斎橋筋の「味万」で決まり。後はこの展覧会を見てからぶらぶら北上し、大阪市中央公会堂の前で陸渡御の行列を見物すればいいと、スケジュールが決まってしまった。
 我ながら、食事に関する新規開拓精神の欠落ぶりに呆れる。せっかく神戸に来てるんだから、ちょっと良さそうな店に飛び込んでみた方がよかったか。
 ともかく、午後2時半頃に「味万」で昼食を済ませ、強くなってきた雨をついて竹中工務店大阪本店1階の会場へ。展示は竹中工務店設計部の歴史を代表する16人の作品と、現在の若い設計者たちの16作品を紹介する二つのコーナーに分かれています。
 ちとショックだったのが、その若い設計者たちの展示。2、3人を除いて、みんな僕より年下じゃん。で、関わっているのがリーガロイヤルホテル、ハービスENT、小倉百人一首殿堂・時雨殿など、最近の関西では話題になった建物が少なくない。もちろん全部造ったわけじゃないけど、「このアンちゃん姉ちゃん(失礼!)たちがこんな仕事をしていたとは」と、やや呆然としてしまったのです。
 ただ、ひがみついでの言い掛かりですけど、難波3丁目交通警察官詰所を設計した方のコンセプトブックはすごかった。「建築の今とは何か」という形而上学的なテーマをあれこれと語って、難しい話だけど決してひけらかし的な姿勢ではない点は伝わってきます。
 でも、お巡りさんの詰所一つ建てるのにこんな思想的な背景が積み重なっているかと思うと、敬意を表するには笑うしかありません。人知れずソシュールだヘーゲルだとひねくり回してできた建物で、聞かれることときたら、きっと「なんばグランド花月はどこだ」とか「法善寺横丁はどこだ」なんてことばかりなんだろうと思うとね。
 もう一つの、16人展は、有楽町にあった朝日新聞東京本社、東京宝塚劇場、昔の宝塚大劇場など、今はもうない建物の写真がたくさん展示されていて、往時を知る人には懐かしかろうと思われます。
a0010524_14592445.jpg
 映り込みがひどいですが、ビルの周囲から展示の様子が見えるユニークな会場です
[PR]
by maruyamamasaki | 2006-07-26 14:59 | 大阪市


<< 竹中大工道具館 天神祭・陸渡御 >>