船場大阪を語る会

a0010524_991695.jpg 8月27日(土)
 INAXギャラリーの展覧会見学を勧めてくれたM氏ご夫妻と、大阪ガスビル近くの御霊神社で開かれた「船場大阪を語る会」肥田皓三先生の講演会を聴きに行った。
 「船場東半分の文芸」をテーマに、肥田先生は休憩を挟んで約3時間、文芸にかかわる約60人+いくつかの団体を立て続けに論評。北の土佐堀川から南の長堀川までの船場地区、町名が東西に広がっている特徴を生かして、北の町から順番にそこで生まれた人、活躍した人というユニークな分け方で語ってくれました。
 取り上げた約60人のうち、知っていた名前は上野精一(朝日新聞社主)、牧村史陽(郷土史家)ほか数人ぐらい。それが肥田先生の手にかかると、「こんなにすごい業績のある人が、まだ埋もれていたのか」と思わずにはいられません。多くの人の著書を示しながらのお話で、あれだけの蔵書に目を通してらっしゃる肥田先生ならではの語りには圧倒されました。
 「船場大阪を語る会」は数か月ごとにこうした例会を開いているそうですが、170人も参加したのは初めてとのこと。表立っての宣伝がないのに、これだけの人が集まるのは、肥田先生が「知る人ぞ知る」という存在故でしょう。僕みたいな飛び入りでも聴かせてもらえたのは嬉しい限りです。
 ただ、会場内で最も若かったのがたぶんM氏ご夫妻で、その次が僕ではなかろうかという雰囲気でした。大阪の中の大阪だった時代を懐かしむばかりではなく、よき伝統を残していけるような発展や広がりを望まずにいられません。
 (ケータイのカメラなので、色合いが実際とはだいぶ違っています)
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by maruyamamasaki | 2005-08-28 10:23 | 大阪市


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