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特別展「龍馬の翔けた時代」

 8月21日(日)
 今年が坂本龍馬の生誕170年となるのを記念して、京都国立博物館で開催中(今月28日まで)の特別展覧会「龍馬の翔けた時代」を見学。
 龍馬の書いた手紙は130通ほど現存しているそうです。その半数近い60余通を展示するのはまたとない機会とのこと。司馬遼太郎「竜馬がゆく」でも度々触れられている乙女姉さんなどへの手紙の実物を見られるのは、ちょっとした楽しみでもありました。
 しかしながら、昔の人の字なんて簡単に読めません。展示には読み下し文がついてますが、それを読み込んでしまう人も結構おり、館内は所々で渋滞状態でした。
 特に貴重なのは、いわゆる薩長同盟密約の中身を保証するため、立会人の龍馬が朱で裏書きしたという書状。これが現存しているとは知りませんでした。持っているのが宮内庁書陵部で通常は閲覧不可となると、存在自体が知られにくいし、次の公開がいつになるかもわかりません。ファンの方には必見でしょう。
 図録は2500円と少々高いのですが、写真付きの書簡資料としてはよさそうなので購入。有名な手紙を抜粋した京都国立博物館編の「坂本龍馬 その手紙のおもしろさ」(300円)も薄くて読みやすく、お薦めです。
特別展「龍馬の翔けた時代」_a0010524_191472.jpg
 夏休み期間中の日曜日の割には空いていました。手紙中心の展示で、地味な印象なのかも。
by maruyamamasaki | 2005-08-21 19:06 | 京都市


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