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五山の送り火・鳥居形

 8月16日(火)
 京都・五山の送り火といえば、去年は「1か所で全部見える」という話だけを鵜呑みにして船岡山公園に行き、あやうく一つも見られず仕舞いになりかねなかったのを思い出す。苦い記憶をわざわざ思い出させてくれる人もいるが、俺様は寛容なので一杯おごってくれたら笑って忘れてしまうでしょう、たぶん。
 今回はオーソドックスに出町柳近辺で「大文字」と「法」を見るつもりでしたが、ここはいつかまた見る機会もあるはず。そこで、後に見る可能性の少なそうな「鳥居形」を見ようと、嵐山・中ノ島公園に出かけた。
 ここは桂川で灯籠流しもやっているし、実は「大文字」も見えるとの話です。やはり、僕のような在住期間の限られた人間は、欲をかいて効率よく見ないと、ね。
 期待通り、「大文字」も遠いながらよく見えた。それにしても、嵐山から東山までこんなに開けているとは驚きです。
 メーンの鳥居形と灯籠流しは、対岸に建物があるため、一度に両方を見るのは難しそう。しかし、去年の船岡山でもそうだったように、結構、見物に来た人たちは移動するから、灯籠流しに決め打ちして川岸ぎりぎりで待つことに。
五山の送り火・鳥居形_a0010524_0311548.jpg
 鳥居形に火が灯った頃には、灯籠流しはほぼ終りかけており、描いていた構図とは大違いの写真に。上の方にちょっと見えるのが鳥居形です。
五山の送り火・鳥居形_a0010524_0344163.jpg
 もっとも、少し歩けば、鳥居形のほぼ全貌(=写真)が見える場所も見つかり、今回はまず満足な結果でした。
 意外なことに、桂川にも煙が漂うほど流れてきました。これじゃ、嵯峨野辺りに住んでいたら大変だ。送り火を灯す山の麓に住む人は、観光客の知らない苦労に耐えているんでしょうね。
by maruyamamasaki | 2005-08-17 00:54 | 京都市


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