春琴抄

a0010524_14305788.jpg 5月30日(月)
 山口百恵の全盛期は、僕が中学生から高校生にかけての頃でしたが、いわゆるモモカズ映画(死語、書いてて恥ずかしい)を見たことはありません。しかし、「○○時代」「○○コース」(今でもあるのかな)を読んでいたから、大筋は何となく知っています。
 そうしたプレビュー記事を読んで、「春琴抄」だけはおっかなくて見たくないと思ったものです。事情は覚えてませんけど、盲目の師匠(百恵)と同じ世界に入るべく、弟子(友和)が両目を突くってのは衝撃的すぎたし。
 歳月を経て、ようやく手にした谷崎潤一郎の原作を読了。100頁足らずの薄さながら、語彙の注釈が結構な量だし、句読点の使い方が現代風ではないので、やや読みにくい。しかし、凄絶ってのは、こういう世界を言うんだろうかと思わずにはいられません。同じ立場になっても、臆病な僕には自ら両眼を突くことなんて、とてもじゃないけどできない相談です。
 (「春琴抄」の舞台である薬屋の街、大阪市道修町の一角には記念碑が建てられている)
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by maruyamamasaki | 2005-05-30 15:05 | 大阪市


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