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南禅寺大寧軒

 5月4日(水)
上洛中の静岡の先輩と京都を散歩。京都は彼の方が詳しいので案内をお任せし、最初はちょっと興味があった南禅寺大寧軒で8日まで開催中の京都伝統工芸展を見学することに。
南禅寺大寧軒_a0010524_16224089.jpg
 上の写真は西陣織ですが、この25年で西陣地区の織物業者は激減してしまい、伝統技術の継承が難しくなっているとのこと。この工芸展に出品されているのは、工房の方の作品もあれば、専門学校生の作品もありで、目の肥えた人が見れば玉石混淆かもしれないけど、ともかく技術が廃れないことを祈るばかりです。
 大寧軒そのものが普段は非公開なので、明治期に造られた庭を眺めるのも貴重な機会。ちょっと驚いたのは、玄武洞(兵庫県)から運び込んだ玄武岩の庭石があること。現在は兵庫県の天然記念物に指定されている柱状列石を持ち出すのは不可能だけに、貴重というかどさくさ紛れというか、見ていて複雑な気分でした。
by maruyamamasaki | 2005-05-05 16:29 | 京都市


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