人気ブログランキング | 話題のタグを見る

郵貯「ウラ技」の終焉

 4月5日(火)
 新年度になると、国民年金の保険料がアップしたとか、いろいろ庶民の懐を寂しくさせることがありますが、あまり伝えられていない割には人によってショックな話を一つ。仕事帰り(普通と違って午前中)に郵便局に寄ると、「郵便貯金の利子の端数計算方法が変わります」と書かれたチラシが置いてありました。
  どういうことかと言うと、7年前ぐらいにはやった「郵便貯金のウラ技」が無意味になったのです。
 「ウラ技」とは、例えば10万円を郵便局の定期貯金に預ける際、「1000円×100口」の1月定期貯金として継続預入にする方法。利率が0.02%だとすると、10万円をそのまま預けると年利20円、税引き後16円なのに、ウラ技だと毎月利息が100円つくうえ、税金はゼロ。同じ10万円で年間の手取り利息が75倍も違ったのです。
 「ウラ技」自体は6年前に廃止されましたが、それまでに預け入れたウラ技貯金は有効でした。しかし、今月以降は先の例で月100円だった利息が1円に激減してしまうのです。
 この超低金利時代にウラ技による利子負担は重いだろうし、そうならそうと素直に言えばいいものを、「(ウラ技を)知っていた人とそうじゃない人との不公平を是正したい」とかもっともらしい理屈をぬかすんですな。この調子じゃ、郵政民営化なんてロクなことじゃありませんな。
郵貯「ウラ技」の終焉_a0010524_23201159.jpg
 貴重なモダン建築である大阪中央郵便局も建て替え話があるとか。郵政民営化って何がいいんでしょ?
by maruyamamasaki | 2005-04-05 23:33


<< 姫路城 よくやったぞ! >>