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文楽「双蝶々曲輪日記」

 11月18日(土)
 「いとう」のバッテラは店だけにしておこうと思ったけれど、Wさんがテイクアウトするというので乗ってしまった。朝、バッテラ1本を食べてしまうと昼食はまず不要になる。
 磐田へ移動する前に、国立文楽劇場で午前の部を楽しむことに。東京の国立劇場が建て替えのために閉鎖となったため、せっかく大阪に来た機会を逃す手はない。
 未明から雨だったけど、この日も幸い避けることができた。実は国立文楽劇場で文楽を観るのは初めて。声明やオラショなどを聞く会に来たことはあったけど。
 「双蝶々曲輪日記」は今年7月、歌舞伎で見たばかり。同じ「引窓」の段の上演だったが、寝不足のせいで肝心の場面は眠ってしまい、残念なことをした。
 午後1時半頃に終演。新大阪駅に向かい、浜松に止まる「ひかり」に乗る前に、19日のマイルチャンピオンシップを車内で検討すべく大阪スポーツを買おうとしたら、新幹線ホームのキオスクでは「売っていません」と無情な反応。時間の余裕はあったので、エレベーターで下に降りて駅ナカのキオスクでやっと買えた。新幹線車内でもスポーツ紙を広げていたのは僕一人。競馬の好きな人が乗っていない訳がないのにこの状況とは、新聞の衰退を否応なしに痛感させられた。

# by maruyamamasaki | 2023-11-18 21:10 | 大阪市

飛雲閣

 11月17日(金)
 今年もジュビロ磐田メモリアルハーフマラソン参戦を前に、大阪出向当時の先輩方と一杯やるために2泊3日の旅へ。昼頃にかけて首都圏は荒天の予報だったため、まだ雨が降っていない朝8時過ぎに木更津をバスで出発し、八重洲東京バスターミナルへ。
 新幹線で京都駅に着いたのは正午。こちらは既に晴れていた。京都駅改札外のコインロッカーはどこもほぼすべて利用状態。なぜわかるかというと、コインロッカーのある場所に駅構内の利用状況表示板があったから。お目当ての西本願寺飛雲閣は歩いて行けるとはいえ、重いバッグを提げたままでは厳しい。先に腹ごしらえをと地下街のポルタへ降りたら、入り口近くのコインロッカーが空いていた。交通系ICカードでロッカーを使うのは初めて。カギや暗証番号はなく、カードをかざして解錠する仕組みという。
 昼食はさっさと済ませたいけど、ここまで来て東京にもある店には入りたくない。で、「どうとんぼり神座」へ。って、千葉駅ビルにもあるけど、滅多に食べられないことに変わりはないからいいや。「おいしいラーメン」740円を注文。その名にたがわずだったけど、また食べたいかとなると?って感じ。
 晴れてはいても気温は低い。歩いていると首から顎にかけて蕁麻疹的な痒みが出てきた。
 在阪当時も、京都駅近くを歩いたことはあまりなかった。小さな喫茶店や食堂などが目に付く。次に来たら入ってみよう。
 特別公開の飛雲閣は観覧料1000円。内部に入れないばかりか、何と外観すら撮影禁止で興ざめしてしまった。係員の説明によれば、飛雲閣は池に面しているため湿気で傷みやすく、大勢の人が入るのは難しいとのこと。かつては豊臣秀吉が築いた聚楽第の一部と言われていたけど、今はこの説は下火になっていて確かな由来はわかっていないそう。こうした新知識と飛雲閣正面の外観を目に焼き付けただけで終わった。
 何となく気分がすっきりしないので、西本願寺に隣接するお寺から壁越しに飛雲閣の裏側の写真を撮って引き揚げた。
 今回は西中島南方駅から少し北にあるスマイルホテルに宿泊。昨年のアパホテルより広くて快適だ。「和心料理 いとう」には5時前に入れてもらったが、誰も来ていない。15分ほど待ってWさん、さらに20分ほどでSさんが到着。今回は3人で旧交を温めた。数年前は8人以上も集まったのに、本人の体調やご家族の都合で来られないケースが増えてきた。先輩方も60歳代後半から70歳代。だんだん寂しくなっていくのかもしれない。
 改めてメニューを見ると、牛ステーキよりも鰻の白焼きの方が1・5倍ほどの価格だった。昔がどうだったのかは覚えていないけれども、鰻の高騰ぶりを実感させられた。

# by maruyamamasaki | 2023-11-17 21:36 | 京都市

大阪マラソン2023

 2月26日(日)
 宿泊したホテルブライトンシティ大阪北浜は、僕が大阪に出向していた頃は三越があった場所の近く。当時は北浜地区に多く残っていた近代建築のビル巡りをしたものでした。三越が閉店したのは僕が東京に戻ってすぐだったと思いますが、その後の再開発だから、このホテルも割と新しいのでしょう。実のところ、浴室と洗面所がガラスのドアで仕切られているホテルに泊まるのはいつ以来だったか思い出すのが大変なほどです。ベッドも寝心地がよく、マラソン前夜は小用で目覚めたのが珍しく1回だけでした。
 スタートが9時45分なので、4時間前の5時半に起床。朝食はセブン―イレブンで買ったコロッケパン、ミルクフランス、フレンチトースト。少し食べ過ぎかとも思いましたが、結果的にこれが大いに奏功するとはこの時、夢にも思っていませんでした。
 北浜駅から地下鉄を1度乗り換えて森ノ宮駅へ。JR環状線は大混雑でも大阪メトロはさほどではなく、スムーズに外へ出られました。検温を済ませてスタート会場内へ。ジャージーを脱いで靴を履き替え、まとめた荷物を預ければスタートを待つのみなのですが、大会公式プログラムにはスタート・フィニッシュ会場案内図が載っておらず、非常に不親切です。今まではちゃんと載っていたのに、どういう見直し方をしたのだろうか。
 ともかくも荷物を預け、トイレを済ませてスタートブロックへ。申告タイムが遅いせいで、僕は最終Kブロックに並びました。マラソンは9時15分スタートですが、今回からウェーブスタートが導入されたので、僕らは9時45分のスタートです。実際にスタートラインを越えたのは9時52分頃。時折日は差すけど風花が舞う寒さでした。
 かつてはキロ6分40秒台で進んで行けたのに、今はキロ7分台じゃないと最後まで持ちません。今回は序盤のコースが変わっており、大阪市中央公会堂の前を通らなくなりました。何となくつまらない。御堂筋を往復するコースの方がずっと楽しかった。
 ぶつくさと思いながらもどうにか中間点を過ぎ、いったんトイレ休憩。これが20分ほどかかってしまった。レースに戻って松屋町筋を北上する途中、僕の名を呼ぶ声が。何と一昨日、壮行会?をしてくれたS山先輩がスマホで動画を撮ってくれているじゃないですか!
 この寒い中、わざわざ京都からやって来ていつ姿を現すのかわからない(※実際はランナーズ・アイで走行位置はかなり把握できるみたい)後輩の僕を待って応援してくれるとは…。元気が出たのは言うまでもありません。意地でも「完走」はしようと決意しました。
 しかしながら、いろいろな給食を食べるのが楽しみだった「まいどエイド」がなくなったばかりか、各エイドにあるはずの補給食は僕ら遅いランナーがたどり着く頃にはとっくに品切れ。結局、今回は水分補給のみで走り通すことになってしまい、それで自分が走り切れたことを確かめられたことのみがレースの収穫でした。
 千日前の上り坂は初めから戦略的徒歩と決めていましたが、中間点以降はどんなに緩くても上り坂は歩き。脚は持ちこたえている感じでも走り通すことは厳しくなっていて、35キロ過ぎからは前回同様、200m歩いては800m走る作戦になってしまいました。ゲストランナーの森脇健児さんとのハイタッチや声がけで心を奮い立たせ、どうにかフィニッシュしたのは15時30分過ぎ。「15時前には終わらせたい」というひそかな目標は達成できませんでした。
 荷物を受け取り、更衣テントで着替えを済ませて、帰りはJR森ノ宮駅から。改札前に一つだけある新幹線切符の自動券売機前には誰も並んでいません。新大阪からは始発ののぞみがたくさんあるので指定席券を買う必要はなく、ここで楽々と自由席券と乗車券を購入することができたのはラッキーでした。実際、新大阪駅では新幹線ホームに上がって自由席の3号車の辺りまで歩く間に到着したのぞみにすぐ乗ることができ、疲れた体を休ませられました。
 この3号車は品川駅で下車し、南改札口へ向かうエスカレーター近くに止まるのです。木更津駅東口行きのバスとの乗り継ぎ時間は10分でしたが、おかげで難なく乗ることができ、新大阪~木更津駅東口は3時間半足らずしかかかりませんでした。
 マラソン直後はクタクタで、補給食なしだったのに何か食べたい気は全くしませんでした。木更津に戻ってきても大して食欲は湧いてこなかったものの、何も食べないわけにもいかないから吉野家で牛丼大盛りをつゆだくで注文。たぶん生涯で6回目ぐらいの牛丼ですが、まずいってことはないけど、あまり口に合わない感じだな~。
 自宅の給湯器が不調でシャワーを浴びられるか心配だったけど、ちゃんとお湯が出て顔にこびりついた塩などを洗い流して寝ることができました。
 本当は、今回でフルマラソンはおしまいにしようと思っていましたが、こんなタイムで「引退」するのはみっともない(>誰に、だよ)気がしてきて、せめてネットタイム5時間以内をマークしたらやめることにします。

# by maruyamamasaki | 2023-02-26 23:43 | 大阪市

大阪城梅林など

 2月25日(土)
 晴れてはいるけど、この冬最後の寒波襲来で気温は低い。明日のレース本番も同じような気温になりそうだ。
 乗換案内で調べたら、北浜駅からインテックス大阪に最寄りの中ふ頭駅までは30分足らずで行ける。だったら昨日、ゼッケン受け取りを済ませておけばよかったと思ったけど、後悔先に立たず。今日の受付は午前11時からとはいえ、開始直後はかなり混雑するはずなので、少し時間つぶしをしてから出かけることに。お目当ては大阪城梅林。在版当時、学生時代の畏友K君に教えてもらい、梅の花の素晴らしさを満喫した思い出の地です。
 地下鉄の一日乗車券(600円)を買って天満橋駅へ。外へ出ると、どうも記憶にある景色と違う印象です。結論を先に言うと、在版当時は京阪電車の天満橋駅寄りに降りることが多く、今回降りた出口とは位置が離れていたのでした。それはともかく、ぶらぶらと大阪城公園を歩いて天守閣東側の梅林を目指したのですが、これまた記憶よりもずっと遠い感じ。ようやくたどり着いたら、土曜日とあって見物客がかなりいます。ゆっくりと見て回れる気分になれず、さっさと一回りしてゼッケン受け取りへ向かうことに。ここから大阪ビジネスパーク駅に行くまでが、道を忘れていてまた一苦労でした。
 正午前に到着したインテックス大阪のゼッケン受け取り会場では20分ほど外で行列。これまでとは違い、コロナワクチンの3回目以降の接種証明書をやここ2週間の検温アプリのグラフなど見せる必要があり、面倒が増えました。手続き自体はスムーズでしたが、購入したチャリティーTシャツの引き換えを忘れてしまったのが痛かった。キャップを忘れていたので、エキスポに出店していたスポーツデポで購入。
 せっかくだから、お昼はかつて住んでいた天神橋筋六丁目駅近くのラーメン店「総大醤」にしたい。地下鉄を乗り継いで30分ほどで到着したのですが、店の外は大行列。即断念し、天満市場近くの「シレーナ」でニラニンスパゲティーを食べることに。午後2時前とはいえ、こちらは店内に客はゼロ。大阪本社のそばにあった頃は、この時間でもにぎわっていたのに…。
 いったんホテルに戻って一休みした後、母に「前田のクラッカーを買ってきて」と頼まれていたのを思い出しました。調べると、梅田のヨドバシカメラの中に売っている店があるらしいので、夕食時に出かけてみました。残念ながらそれらしい店は見つからず、淀屋橋駅に戻って「インデアンカレー」でルー大盛をいただく。
 結局、レース前日の食事は2019年12月の大会前と全く同じになってしまったのでした。

# by maruyamamasaki | 2023-02-25 21:48 | 大阪市

大阪マラソン宵々山と怪電波?現象

 2月24日(金)
 26日の大阪マラソン出走へ、午前10時半発の高速バスで木更津駅東口を出発して品川駅へ。ちょっと混雑してルート変更したけれど、12時過ぎののぞみ自由席に乗ることができました。お昼はセブンイレブンで買ったおにぎり2個ですが、コロナ禍ではどうも車内で飲食をすることに引け目を感じてしまう。幸い隣席の人はそういうことを気にしない方のようでしたが、そそくさと胃の中へ収めたのでした。
 新大阪には午後2時半に到着。できればインテックス大阪へそのまま行ってゼッケン受け取りなどを済ませたかったのですが、往復2時間だとすると、午後5時からの懇親会に遅刻する恐れがあります。よって大阪駅から地下鉄東梅田駅へ向かい、南森町経由で北浜駅で降り、ホテルブライトンシティ大阪にチェックイン。少し休憩してから、御堂筋線の淀屋橋駅まで歩いていき、西中島南方駅から「和心料理 いとう」へ。途中で偶然、S山先輩に出会って同道しました。
 昨年11月のジュビロ磐田メモリアルハーフマラソン前の懇親会は5人で、今回は7人かなと思っていたら結局4人に。それでも1後輩の酔狂のために足を運んでくださる諸先輩には感謝しかありません。鯖の記録的な不漁の影響でバッテラがなかったのは残念でしたが、そこは何を頼んでもおいしい店なので、我々は3時間余りの楽しい時間を過ごせました。
 北浜から京阪電車に乗る先輩2人と「せっかくだから」と北浜駅構内のドトールコーヒーで酔い覚ましのお茶を飲むことに。M井さんはその昔、東京のわが部と同じ大阪の部でデスクをしていた関係で、当時の東京の部にも知り合いが多い方です。酔っぱらっていたせいもあり、「この際だから、今は盛岡市で仕事をしている女性の先輩Fさんに電話してびっくりさせてやろう」と思いついたのでした。
 あいにくFさんは電話に出ず。「まだ仕事だったのかな」と思ったら折り返しの電話が入りました。二言三言話して「ちょっと代わりますから」とM井さんにスマホを渡し、お二人はたぶん20年ぶりぐらいに話をしたのでした。
 M井さんからスマホを返されると、僕が驚く番でした。声の主はFさんではなく、当時の同僚女性のOさん。「何でそこにあんたがいるんだ」と聞くと、Fさんを訪ねる約束だったそうで、今は盛岡市の南にある北上市で飲んでいるとのこと。
 そのOさんが「じゃ電話代わりますから」と、今度はFさんが出るのかと思ったらなんと「Kです」と、現在部長を務める別の同僚女性。いや驚いたのなんの。聞けば2人でFさんの所へ押しかけたそうで、その場に突然、僕から電話が入ったので「どうして察知したんだ」と、向こうは向こうでびっくりしたそうでした。
 何か怪しい電波に操られていたのかどうかはわかりませんが、楽しい夜に愉快な思い出が上乗せされ、久々のフルマラソンへの不安が少し和らげられた気がしました。

# by maruyamamasaki | 2023-02-24 23:04 | 大阪市